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洋食『アリゾナキッチン』2日間かけて作るデミグラが絶品のビーフシチュー!

シチューにはパン?チッチッチッ、とろりと濃厚なビーフシチューにはやっぱりご飯でしょ。それを証明してくれるのがここ。文豪・永井荷風が夜な夜なタクシーで乗り付けたという昭和24年創業の『アリゾナキッチン』。浅草を代表する洋食店のひとつであったが、一旦は惜しまれつつ幕を下ろしたという。しかし閉店を惜しむ声に背中を押され、めでたく昨年11月に復活。

ビーフシチューとめし(ダブル、160g) 3800円

『アリゾナキッチン』ビーフシチューとめし(ダブル、160g) 3800円 お代わり自由なので、2杯目はコンビーフのせ卵ご飯をぜひ。シングル、80g2500円もあり

今は3代目松本さんが店に立ち、受け継いだデミグラスソースが決め手の「ビーフシチューめし」を出している。大きな牛肉がごろんと入ったビーフシチューはフォンドヴォーをベースにスパイスを加え、さらに進化を遂げた。懐かしくも新しい老舗の味で、かつての浅草を偲んでみたい。

『アリゾナキッチン』

[住所]東京都台東区浅草2-7-13 西参道商店街
[電話]03-5246-3367
[営業時間]11時~15時(14時半LO)、17時~20時(19時半LO)
[休日]火
[交通]つくばエクスプレス浅草駅A1出口から徒歩4分

蕎麦『蕎上人(そばしょうにん)』初夏は軽やかに さらしなで変わり蕎麦を

「暑い季節はさらりと食べられるさらしなもいいですね」というご主人福田さん。そのひと言を聞いて、なるほどそうだなぁと大きくうなずいた。さらしなは北海道・多度志(たどし)の蕎麦を石臼で自家製粉したもの。蕎麦の甘みや香りは鮮やかだが、繊細な打ち方によりさらりと軽いさらしなの良さが際立っている。常時数種類の季節のそばきりが楽しめるのもうれしいかぎり。

すだちそば 1980円

『蕎上人(そばしょうにん)』すだちそば 1980円 レモンとすだちのW柑橘の清涼感が夏を呼ぶ

おすすめは「すだちそば」で、こちらはレモンの皮を練り込んだ「れもんきり」を使う。すすればすだちの清々しさをレモンの甘やかな香りが追いかける。それがなんとも涼を感じさせる。鉄瓶に入った日本酒と香ばしい「そば焼きみそ」で蕎麦前を楽しみ、最後はのど越しのいいさらしなで〆る。夏の蕎麦屋酒はかくありたし。

『蕎上人(そばしょうにん)』

[住所]東京都台東区駒形2-7-3
[電話]03-3841-7856
[営業時間]11時半~14時半(14時LO)、17時~21時(20時半LO)
[休日]月、第2・4日
[交通]地下鉄浅草線ほか浅草駅A1出口から徒歩3分

寿司『468(ヨーロッパ)』京都育ちの押し寿司は端正なお行儀の良さ

468と書いてヨーロッパと読むここは、東京でも珍しい押し寿司の専門店。ご主人岩崎さんは京都出身。握り寿司に憧れて京都の名店で修業し、東京へとやってきた。そして「東京の人が喜んでくれるから」と、握りよりも棒寿司や箱型で抜く箱寿司に特化することとなった。

穴子、サバ、はこ、ぐじ 2640円

『468(ヨーロッパ)』穴子、サバ、はこ、ぐじ 2640円 4種盛り合わせは季節によっても内容が変わる

うん、よくわかる。だって東京人は端正な箱寿司に、憧れの都の雅を見出してしまうのだから。「握りと同じであまり強く押さない」という押し寿司は、空気を含んだしゃりが口の中で程よくほどける。これは店でできたてを食べることに重きを置いている証。開店は昼1時からと遅めのランチにぴったり。盛り合わせで軽くもよし、ゆるりと飲んでつまむもよし。浅草で京都を味わうというのもまた粋だ。

『468(ヨーロッパ)』

[住所]東京都台東区西浅草3-23-14
[電話]03-3843-6964
[営業時間]13時~21時
[休日]日・月
[交通]つくばエクスプレス浅草駅A2出口から徒歩8分

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おとなの週末Web編集部
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