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タトゥーは出さないように

八街市議選の告示日は8月20日で、投開票は27日。確かに暑い真っ盛りだ。それでも選挙期間中、選挙カーで選挙区を回ったり、街頭演説に立ったりと地道な活動を貫く所存だという。

後藤祐樹氏

「告示の前日、19日が八街夏祭りなんですよ。いい機会なのでその場に行って、若い人達と直接接して自分をぶつけてみようと思っています。僕、政治家としては山本太郎さんが好きなんですよ。個々の政策には頷けないところもあるんですが、それよりも有権者との接し方、特に若者への訴え方、ああいうところは本当に見習いたいと思ってます」

後藤氏と言えば腕やその他、タトゥーを入れていることでも有名だ。それは、選挙期間中は?

「やっぱりタトゥーは出さないようにしようと思ってます。八街にはヤンチャな若者も多いので、そこにウケる部分はあるかも知れないけど。でも僕は高齢者にも支持を訴えたいですからね。お年寄りにはタトゥーを見たら、引く人も多いんじゃないかなと、と」

後藤祐樹氏

当選した暁には「鰻」

ではいよいよ、「選挙メシ」の話を。前回は告示日に、ゲンを担いでカツ丼を食べると語ってくれた。選挙期間中はどうなのだろうか。

「選挙運動って期間中、選挙カーや街頭演説での連呼行為は午前8時から午後8時までの12時間って決まってるんですよ。だから朝ご飯は家で食べるとして、昼夜はずっと外でしょう。体力の勝負ですからね。毎食は無理でも、スタミナのつくようなお弁当を妻に作ってもらえればと思ってます」

ハンバーグは後藤祐樹氏の好物

奥さん、千鶴夫人は後藤氏が格闘技に挑戦した時は、それに合わせたメニューを手料理として作ってくれたという。選挙でもその再現、ということか。

最後に、当選した時は……?

「それは、お祝いですから。スタッフみんなで鰻を食べたいな。選挙期間中って色々規則がうるさくて、スタッフの食費は金額の上限とか提供数とか細かく決まってるんですよ。でも終わったら何の縛りもありませんから。パーッとみんなで、美味しい鰻を」

当選した暁には、鰻を

後藤氏が、皆の祝福を受けながら鰻を頬張る姿が、今から見えるようである。

誕生日にも千鶴夫人の手作り料理でお祝い

後藤祐樹
ごとう・ゆうき。1986年7月10日、東京都江戸川区生まれ。1歳上の姉は、元『モーニング娘。』の後藤真希(通称・ゴマキ)。99年に13歳でスカウトされ、2000年にソニンと組んでダンスボーカルユニット『EE JUMP』のメンバーとして歌手デビュー。01年に発売した「おっととっと夏だぜ!」がスマッシュヒット。未成年でキャバクラに通っていたことが報道されるなどして02年に芸能界を引退した。とび職をするなどして働いていたが、07年10月に銅線の窃盗容疑で逮捕され、12月には強盗傷害で再逮捕、翌08年5月に懲役5年6月の実刑判決を言い渡された。その後、川越少年刑務所に収監され、12年10月に仮釈放で出所。15年に現在の妻の千鶴さんと結婚し、義父のダクトを扱う会社を手伝うほか、YouTubeなどで活動している。22年1月からは芸能事務所「エクセリング」に所属。22年9月には『アウトローの哲学(ルール) レールのない人生のあがき方』(講談社ビーシー/講談社)を上梓した。

後藤祐樹氏
『アウトローの哲学 レールのない人生のあがき方』(講談社ビーシー/講談社、1650円)

西村健
にしむら・けん。1965年、福岡県福岡市生まれ。6歳から同県大牟田市で育つ。東京大学工学部卒。労働省(現・厚生労働省)に勤務後、フリーライターに。96年に作家デビュー。2021年で作家生活25周年を迎えた。05年『劫火』、10年『残火』で日本冒険小説協会大賞。11年、地元の炭鉱の町・大牟田を舞台にした『地の底のヤマ』で日本冒険小説協会大賞を受賞し、12年には同作で吉川英治文学新人賞。14年には『ヤマの疾風』で大藪春彦賞に輝いた。他の著書に『バスを待つ男』『目撃』、雑誌記者としての自身の経験が生んだ長編『激震』など。

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