×

気になるキーワードを入力してください

SNSで最新情報をチェック

『たつや 駅前店(1階)』 @恵比寿

店発祥の黒ホッピーと「やきとり」で一杯

今や酒場でお馴染みの黒ホッピーはこの店が発祥とされる。というのも初代がホッピーをギネスで割って出していたアイディアを元に開発された商品だから。焼酎、ホッピー、ジョッキをキンキンに冷やして氷ナシで提供する“3冷”は「ホッピービバレッジ」の当時の社長の勧めで始めたとかで、その時に贈呈されたジョッキ専用冷蔵庫は歴史を繋いで現在2代目。

黒ホッピー 480円、菜の花にしん 400円、やきとりお徳用盛り合わせ(5本) 850円

『たつや 駅前店(1階)』(左奥)黒ホッピー 480円、(右奥)菜の花にしん 400円、(手前)やきとりお徳用盛り合わせ(5本) 850円 写真の「やきとり」は豚のかしら、しろ、たんなど。どれも新鮮さがわかる味わい。濃厚なタレは継ぎ足しで守る。塩も選べる

そんな伝統の1杯と最高の相性を発揮するのはやっぱり豚モツの串焼き「やきとり」だろう。毎日芝浦から仕入れるモツは鮮度抜群。同じく名物の「がつ刺し」や「もつ煮どうふ」も一緒に味わえば酒が進んで仕方ない。ちなみに92歳の初代は引退後も時々店に飲みに来るそう。

『たつや 駅前店(1階)』

[住所]東京都渋谷区恵比寿南1-8-1
[電話]03-3710-7375(1階)
[営業時間]8時~23時 ※金・土は~翌4時、日・祝は~22時
[休日]不定休
[交通]JR山手線ほか恵比寿駅西口から徒歩2分

『大衆酒場 富士川』 @大森

気取りない町酒場は安くてお得なメニューが豊富

大森駅近の商店街を歩いていると目を引く「大衆酒場」の大看板。身も心も吸い寄せられるように暖簾をくぐれば提灯が連なるシブいカウンター。“ザ”を連呼したくなる昭和の風情は狙っても作れないんじゃないかな。創業55年余り、重ねた年月の深みがある。グッと引き込まれるのは雰囲気だけじゃない。

生本マグロ刺身盛合せ(赤身・中とろ・とろ) 1298円、くじら刺身(ミンク) 803円

『大衆酒場 富士川』(奥)生本マグロ刺身盛合せ(赤身・中とろ・とろ) 1298円、(手前)くじら刺身(ミンク) 803円

100種以上の料理は大田市場から仕入れる旬の魚から定番の煮込み、銘柄豚のカツまで安くて量もたっぷり。中でも高知産の生本マグロ刺身は必食だ。旨みとろけるトロや赤身など上質な味で一献やれば少々の疲れも吹き飛ぶはず。14時からの営業もうれしいねえ。おまけに17時までサワー類150円だとぉ?酒飲みのハートを射貫く。

『大衆酒場 富士川』

[住所]東京都大田区大森北1-9-8
[電話]03-3765-4957
[営業時間]14時~22時(祝は~21時)
[休日]日
[交通]JR京浜東北線大森駅東口から徒歩4分

撮影/鵜澤昭彦(だるま)、西崎進也(ブリック、北畔、たつや)、橋本真美(富士川)、取材/肥田木奈々

2023年10月号

※2023年10月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

icon-gallery
icon-prev 1 2
関連記事
あなたにおすすめ

関連キーワード

この記事のライター

おとなの週末Web編集部
おとなの週末Web編集部

おとなの週末Web編集部

最新刊

全店実食調査でお届けするグルメ情報誌「おとなの週末」。11月15日発売の12月号は「町中華」を大特集…