毎月、各特集の取材に明け暮れる「おとなの週末」ライターたち。その日常をご紹介します!今回は、カーツさとう編。10月号(9月発売)の取材を行っていた8月は、60才台、最初の夏!年々体力気力共に落ちているこのジジイにとって、史上稀にみる酷暑はどう体をむしばむのか?同年代のみなさまの参考に、まったくならない1ヶ月の記録。
暑いわ、痒いわ、なんで痒いかは読めばわかる、真夏の小冒険。
×日:お世話になっている編集者に誘われ、三浦半島の佐島にボート釣りへ行く。前半はポイント選びに失敗し、いったいどうなることかと思ったが、後半に好ポイントを発見して盛り返す。そんなことより、半ズボンだったのに、脚に日焼け止めを塗り忘れ、とんでもない日焼けになってしまった。
×日:お世話になっている編集者と、宇宙1愛して止まない川崎の焼肉屋『ON(仮名)』へ。店のたたずまい、サービス、味、ますます宇宙1の『ON』!なぜ今までこの『おと週』に掲載されてないのか?それは前に取材しようとしたらコロナで休業中だったからである。理由が明解!それにしても日焼けしたヒザがヒリヒリと痛い。
×日:お世話になっている『おと週』編集の戎さんから、このページ『食ダイアリー』の依頼を受ける。もうちょっと早く言っていただければ、釣りの写真も焼肉『ON』の写真もバッチリ撮っておいたのに。オレ、仕事でメモ替わりに写真撮る以外は、食事とか呑みの写真ってまったく撮らないんだからさ〜。奇跡だよ、ベラの唐揚げと4年前の『ON』の写真を撮ってたのは!ってことて、本日より気になったものはなんでもスマホで撮ると決意す。それにしても、日焼けしたヒザの皮がムケてきて、痒くてしかたがない。
×日:お世話になっているデザイナーの方から、釣ったタコをもらう。死ぬほどお世話になっていると書かないと張ッ倒される女房と、どうやって食べるか相談して、アヒージョに決定。東京湾の地ダコなんで、アフリカのモーリタニアあたりから輸入されるタコ(それも充分おいしいですけど)とは別物の味わい!ヒザは相変わらず痒い。
×日:お世話になっていると書かないと張ッ倒される女房に、日焼けしたヒザ用アロエクリームをもらい、本当にお世話になる。でもまだ痒い。
×日:先々日にタコのアヒージョを作ったときの、タコのエキスが染み出まくったオリーブオイルをとっておいたので、それで冷製パスタを作る。悪いけど、こんなの旨いに決まってるよなァ〜。ヒザはまだ痒い。
×日:アロエクリームをいただいてお世話になっている女房と、地元の氏神神社のお祭へ。ヒザの痒みが早く収まりますようにと神社にお願いさせていただく。
×日:さしてお世話にもなっていない友人と行った居酒屋の刺身が出色!マグロの脳天と真ハタと真ゴチの3種盛り、すべて違う薬味が添えてあり、醤油とポン酢のふたつの醤油皿も用意してある。そして二次会は当然スナック!気付けばヒザの痒みが治まってた。女房に感謝する。
文・撮影/カーツさとう
※2023年10月号発売時点の情報です。