鮮度にこだわれば漁港が一番?そこで、友だち3人で、小田原から三崎まで、漁港のアジフライを堪能するドライブに出発!目指すは相模湾沿いをぐるっと一周。食いしん坊のボクら。今が絶好の季節、新鮮なアジのフライをあちこちで食べてみようって作戦だ。
今までのは何!と思うくらいの衝撃アジフライ
最初に到着したのは小田原の早川漁港。漁港近くの通称おさかな通りには、新鮮な魚料理を食べられるお店がいくつも並ぶ。
10時半前到着。初めはアジフライで1番人気という「食堂O」を目指したんだけど、開店前にしてすでに順番待ちリストはいっぱい。そこで、たまたま出会った近所のお姉さんに教えてもらった。「アジフライならアソコも負けずに超絶おいしいわよ」。
じゃ~ん! そこで訪れた『ふるはうす』。そのジャンボあじフライなのです。
もちろん地アジ。なんとも肉厚。ガブリとやってボクらは「えっ」て絶句した。新鮮ふわふわ、口の中いっぱいにアジの香りや旨みがあふれ出す。「う~ん、食べたことないよ、こんなアジ」。アジってそんな変わらないと思ったら大間違いと発見!
デカイだけではなく、肉厚&ふわふわで旨みが溢れ出してくる。アジってこんなうまかったのかと眼から鱗!定食につくアジのたたきやしらすごはんもとっても美味。ミックスフライも人気。
『ふるはうす』@小田原・早川港
[住所]神奈川県小田原市早川1-4-17
[営業時間]11時~16時、土・日・祝11時~18時
[休日]水、不定休あり
新鮮アジの旨みがじわーっと伝わる絶妙レアフライ
そしてお姉さんおすすめパート2が『さじるし食堂』。ここには名物の半生アジフライがある。新鮮さと絶妙な火の入れ具合がポイント。見た目も美しいし。
サクッと薄めの衣になんとも言えない舌触りでみそダレも合う。「う~ん、上品で味わいあるね」とTくん。言うねえ。
小田原漁港で水揚げされる、アジと鮮魚を一緒に味わえる漬け丼、「さじるし海鮮丼」もおすすめ。
『さじるし食堂』@小田原・早川港
[住所]神奈川県小田原市早川1-4-10
[営業時間]11時~16時(15時半LO)
[休日]無休
アジフライと一緒に平塚鮮魚を定食で満喫!
西湘バイパスを気持ちよく走って次に着いたのは『平塚漁港の食堂』。平塚漁港にあがる地魚満載の食堂で、家族連れも多く、とても賑わっている。ここではやっぱり「漁港のよくばり膳」。アジフライの付いたやつだ。
アジフライもさすがで味が濃かったけど、刺身、焼き魚、しらす……相模湾満喫ってのが楽しかった~。
ほかに「おまかせ刺盛膳」や「平塚漁師めし膳」などともかく相模湾の地魚満喫の定食がズラリ。いつも活気あふれる人気店!
『平塚漁港の食堂』@平塚・平塚漁港
[住所]神奈川県平塚市千石河岸51-14
[営業時間]11時~15時(14時半LO)
[休日]水、第1・3・5火
何気なくどれも地魚料理が旨い江ノ島の名店
まだまだドライブは続き、湘南は江ノ島に来たよ。昔から江ノ島沖もいいポイントらしい。昔ながらの佇まいが渋い『食堂いのうえ』。ここのアジフライ、丁寧な仕事がされていてほっこりとおいしい。
アジは厚みがあって魚味が濃いし、衣は細かくてなんていうか油が軽い感じ。「なんかほっとする味」とはKくんの感想。
気取ったところのない佇まいが想像させる通り、丁寧な仕事がされた江ノ島の地魚が楽しめる。1日10食限定の海鮮ちらしや生しらすもおいしい。
『食堂いのうえ』@片瀬江ノ島・片瀬漁港
[住所]神奈川県藤沢市江の島1-7-5
[営業時間]11時~20時
[休日]不定休
モノが違う!味濃く余韻残る黄金アジフライ
ぐるっと周って最後は三崎に到着。向かったのは『湧魚』。ここでボクらは本日2度目の絶句をすることになる。
看板には「三浦の地魚・鮪・三浦野菜」。家業が漁師で店主も毎朝漁に出て、いいものを選別。で、出てくるものはどれも感動レベルかと。
扱うアジは根付きの黄金アジ。刺身でも食べたけど、ピカピカで味が濃く、それでいて脂はさらり。
そのアジフライはと言うと「「「!!!」」」。モノが違う。何もつけずとも味濃く、軽く、それでいて余韻が残るよう。お腹いっぱいでもいけるよ、みんなで来年も絶対来たいと思いました。おしまい。
『涌魚(わきな)』@三浦・三崎港
[住所]神奈川県三浦市三崎5-19-24 大徳丸ビル2階
[営業時間]11時半~14時LO、17時半~20時LO
[休日]金、第1・3木
撮影/小島昇、取材/池田一郎
※2023年10月号発売時点の情報です。
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