美味しいだいこんの選び方
全体にハリとツヤがあり、ずっしりと重みがあるものは水分が多く、新鮮な証拠です。細身ですらっと長いもので、さらにひげ根の毛穴が浅く、表面がスベスベしているものを選びましょう。また、ひげ根の位置が不揃いなものより均等なもののほうが美味です。
葉の茎の断面に空洞ができていると空洞(ス)が入っている可能性が高いので、しっかりチェックしましょう。ただし、スが入っていても問題なく食べることはできます。
葉付きのものは葉がシャキッとしているものを選びましょう。
だいこんの注目栄養素
注目したいのは、だいこんに含まれるさまざまな消化酵素です。
炭水化物の分解を促して「ジアスターゼ(アミラーゼ)」という消化酵素は、胃酸を調整して胸やけや胃もたれを防ぐ作用を持ちます。この成分は、消化整腸剤としても利用されています。
ほかにも、たんぱく質分解酵素である「プロテアーゼ」「オキシターゼ」「セテラーゼ」、脂肪分解酵素である「リパーゼ」なども含まれています。
ただし、これらの酵素は熱に弱いため、健康効果を得たい場合はだいこんおろしなど、生食することが必要です。
ビタミンCも豊富で、特に皮の近くに多く含まれています。こちらも熱に弱いため、生食がおすすめです。