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イチロー選手の言葉と、ミスの根本的な解決策

ミスの内容によっては技術的な改善法もありますが、根本的には、「ミスは絶対しない」という強い意識を持つことと、ミスがないか確認する習慣をつけることが大事です。ミスの多い生徒にとっては、ミスを0にするというのは難しく感じられるかもしれませんが、以下のような地道な取り組みで、それは可能です。

【「ミスをしない」という強い意識を持つ】
・ミスによる間違いは解けないことと同じ
・ミスで合否が左右される
・試験でミスは0にできる

【ミスがないよう確認する】
・計算は必ず見直しをする
・大事なところに線を引いて意識づける
・設問を正しく読み取り、それに対する答えを書く

このような地道な取り組みの大事さは、いくら言ってもなかなか生徒の心に刺さらないのが実情です。生徒自身に実際に取り組ませ、結果を実感できたときに、自覚が生まれ、成績が急激に上がります。そのときにきっと次のイチロー選手の語る言葉の意味が分かるのだと思います。

「特別なことをするためにすべきなのは特別なことではない」

圓岡太治(まるおか・たいじ)
三井能力開発研究所代表取締役。鹿児島県生まれ。小学5年の夏休みに塾に入り、周囲に流される形で中学受験。「今が一番脳が発達する時期だから、今のうちに勉強しておけよ!」という先生の言葉に踊らされ、毎晩夜中の2時、3時まで猛勉強。視力が1.5から0.8に急低下するのに反比例して成績は上昇。私立中高一貫校のラ・サール学園に入学、東京大学理科I類に現役合格。東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。大学在学中にアルバイト先の塾長が、成績不振の生徒たちの成績を驚異的に伸ばし、医学部や東大などの難関校に合格させるのを目の当たりにし、将来教育事業を行うことを志す。大学院修了後、シンクタンク勤務を経て独立。個別指導塾を設立し、小中高生の学習指導を開始。落ちこぼれから難関校受験生まで、指導歴20年以上。「どこよりも結果を出す」をモットーに、成績不振の生徒の成績を短期間で上げることに情熱を燃やし、学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて難関大学に現役合格した実話「ビリギャル」並みの成果を連発。小中高生を勉強の苦しみから解放すべく、従来にない切り口での学習法教授に奮闘中。

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圓岡太治
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