日常にはさまざまな漢字が溢れています。それは生活にうるおいや豊かさをもたらす「食」の分野でも顕著。食べ物にまつわる漢字を知れば、それはそのまま普段の生活がより彩り豊かで楽しいものになるはず。 本コーナーでは「あれ、これど…
日常にはさまざまな漢字が溢れています。それは生活にうるおいや豊かさをもたらす「食」の分野でも顕著。食べ物にまつわる漢字を知れば、それはそのまま普段の生活がより彩り豊かで楽しいものになるはず。
本コーナーでは「あれ、これどう読むんだっけ?」と思ってしまうような、忘れがちな難読漢字をお届けします。漢字を覚えて食生活を豊かにしよう!! 正解が分かった方は、ぜひこの食べ物との思い出を一緒に呟いてください!!!!
文、画像/おと週Web編集部
【写真ギャラリーで読み方を当てよう】何問わかる? 過去に出題された難読漢字クイズに挑戦!!
難易度:★★★☆☆
■難読漢字、食べ物編の正解はこちら
正解:とちのみ
「とちのみって何?」と思う人もいるかもしれませんね。この実は、とちのきと呼ばれる樹木になる実です。栃の実と表記されることもあります。
とちのきとは、ムクロジ科トチノキ属に属する日本固有種の樹木です。名前のとおり栃木県では県木とされています。
実の形は丸く、厚く硬い殻を割ると、栗に似た種が姿を現します。食用とするのはこの種の部分です。
ただし、非常にアクが強いため、そのままでは苦くて食べることができません。そのため、食べるまでには、2、3日水に浸した後、1カ月ほど天日干しをして、それを調理の際に水で戻すと、かなり手間をかけなくてはなりません。
アク抜きが済んだとちのみは餅やせんべいなどにして食べられるのが一般的です。
名前の由来には諸説ありますが、実がたくさんなることから、ト=十、チ=千ほども実がなるという意味で名づけられたというのが有力ということです。