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「9月7日」。今日は何の日でしょう?答えは「CMソングの日」!

テレビコマーシャルの世界観をより深めるCMソング

1951年(昭和26年)9月7日、初めてCMソングを使ったラジオCMが中部日本放送(CBC)と新日本放送(NJB)でオンエアされたことを記念し、「CMソングの日」が設けられました。

最初に流れた日本初のCMソングは、小西六写真工業株式会社(現:コニカミノルタ株式会社)「さくらフイルム」の「ボクはアマチュアカメラマン」という曲でした。楽曲制作を手掛けたのは、人気作詞・作曲家の三木鶏郎氏(1914~1994年)、歌は当時のNHK紅白歌合戦の常連で歌手・ウクレレ奏者の灰田勝彦氏(1911~1982年)が担当。会社名や製品名を出さない完全なイメージソングで、カメラを持つことによる楽しいライフスタイルを想像させるものでした。以降、三木鶏郎氏は「ミツワ石鹸」「明るいナショナル」「キリンレモン」などのCMソングを世に送り出し、昭和のコマソン全盛時代を築いていきました。

ハワイ・オアフ島のモアナルア・ガーデンパークにある第2、6〜9代目のCMで使用されている日立の樹(編集部撮影)

TVが家庭に普及した昭和時代、わずか数秒のCMですが、その影響力は非常に大きいものでした。1975年、ヨドバシカメラ新宿西口本店の開店時に流れた「ヨドバシカメラの歌」(作詞:藤沢昭和、原曲:リパブリック讃歌)。また「この木なんの木気になる木……」という歌い出しと、枝を横に広げた大きな樹(通称日立の樹)の映像が印象的な日立グループの代表的CMソング(作詞:伊藤アキラ、作曲:小林亜星)は、今でもさらっと口ずさめてしまう人も多いはず。

さらに、大ヒットした有名アーティストたちの曲がCMの世界観をより深めるという相乗効果をもたらすCMもたくさん登場しました。資生堂「時間よ止まれ/矢沢永吉」、JR東海クリスマス・エクスプレス「クリスマス・イブ/山下達郎」、明治安田生命「言葉にできない/小田和正」などなど、挙げていったらキリがありません。もちろん現代でも、TVや動画サイトに流れるCMに使われる曲は大抵バズり、注目を浴びるという法則は健在のようです。

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おとなの週末Web編集部
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