食堂も使い勝手◎
食堂の場合は、定食やスープものをオーダーする。たとえば、「カムジャタン」(豚の背骨肉とじゃがいも、ネギやエゴマの葉などを、粉唐辛子とゴマ、ニンニクなどの薬味が入ったピリ辛スープで煮込んだ鍋)」の専門店には、たいていおひとりさま用のトゥッぺギ(韓国の土鍋)で煮込んだ「ヘジャンクク」がある。
焼き魚の定食屋やソルロンタン(牛骨スープ)や冷麺の専門店など、ぼっちご飯のハードルが比較的低い店は決して少なくはないのだ。
そんな店には、人差し指を立てて、「ホンジャ イエヨ」(=ひとりです)と入っていくが、店に入った途端に、お店のスタッフが「え、ひとり……?」と戸惑った表情を浮かべた時には、「ホンジャ ケンチャナ」(=一人、大丈夫?)と、怪しいものではありませんよ~といった感じでにこやかに声をかけるようにしている。
また、おひとりさまの配慮として、行列ができているような人気店は、ピークの時間の利用は避けるようにしている。お酒も基本、飲む……ってそれは店を気遣ってというより、自分が飲みたいからだったりするが。