×

気になるキーワードを入力してください

SNSで最新情報をチェック

大切にしてくれない相手を大切にする必要はない

けれど、それを選択するのが相談者さんの彼氏だというのが難しいですね。仕事を変えるという手もあるよって選択肢があることを伝えることくらいはできるかもしれませんが。

まあそれに、転職なんてみんな頭にはよぎるものの、その不可逆性を考えると一歩踏み出すのに勇気がいるので、実行するのは難しいですよねえ。

私もね、この芸能界ってところにいると色々な仕事をする機会がある訳です。

やりがいのある仕事も、やっていて楽しい仕事もある。

けれど、内容によっては辛かったりしんどかったりするものもあって、それで心をすり減らしてしまうことも多くある訳です。

じゃあ転職するか、と言えば、なかなかそうもいきませんよね。今の職場もきっと悪い側面だけじゃないですから。

では、私の場合はどうしているかというと、2024年は、極力その嫌なことにエネルギーを割かないように心がけるようにしようと思っています。

大切にしてもらえないのであれば、こちらだってその仕事や内容を大切にしない、という強い姿勢を貫く。そして、なるべく嫌なことで消費される心と身体のエネルギーを最小限に留め、好きなことや好きな時間にエネルギーを投入していく。

人生そんなに長くないですから。

適度な息抜きで、健やかな労働を!

相談者の彼氏の方が、もし物理的に休めない環境で、転職も難しいという状況なのであれば「外回りとか理由つけてサボっちゃえ」とか「手を抜いちゃえ」と、少しでも精神的に余白ができるような手段を提案するのも手かもしれませんね。

惰性で仕事をするのは何も悪いことじゃないですから。勤勉が正義だなんて、高度経済成長期の悪習ですよ。

好きな内容の仕事であれば、体重を乗せて仕事をするべきでしょうけれど、無理やり労働を強いられるのであれば、サボってもやむなし。

それらが自分の人生を豊かにするような選択なのであれば、怠惰なんかではないですから。

相談者の彼氏さんが自分の心に余裕ができるような選択をできるよう私も応援しています。

次のページ
担当編集者からのひとこと...
icon-next-galary
icon-prev 1 2 3icon-next
関連記事
あなたにおすすめ

この記事のライター

ティモンディ前田裕太
ティモンディ前田裕太

ティモンディ前田裕太

最新刊

全店実食調査でお届けするグルメ情報誌「おとなの週末」。11月15日発売の12月号は「町中華」を大特集…