全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・新大久保のタッカンマリ専門店『タッカンマリ食堂』です。
無垢な旨みと柔らかな身をタッカンマリで堪能
外階段をえっちら登ってビルの最上階へ。まずは冷えたビールとキムチサラダで空腹をかわしていると、間もなく大本命のタッカンマリがやって来た。極めつきにシンプルがゆえに、素材の良し悪しが味に直結するこの料理。お手並み拝見とばかりにスープを飲めば、雑味のない澄んだ旨みにのけぞった。
続いて骨つきの身に挑めば、ふわっと柔らかく、それでいて弾力もある。いわゆる普通の若鶏とは少し違った身質だ。
タッカンマリ 4400円
「ウチでは成長しきる前の小ぶりな雛鳥を生で仕入れているんですよ」とオーナーのハンさん。サイズも細かく指定していて、900g〜1kg前後が最も良い頃合いだとか。
ひとしきり食べたら、鶏の旨みが溶け込んだスープで韓国式のうどんやラーメンをクツクツ煮れば、最高のフィナーレだ。日本の鰻と同様に、韓国では鶏が夏の滋養食だそうだ。
東京・新大久保『タッカンマリ食堂』
[住所]東京都新宿区百人町2-3-20 ビション新大久保駅前3階
[電話]03-6877-6371
[営業時間]11時半〜15時半(15時LO)、17時〜22半時(22時LO)※土・日・祝は通し営業
[休日]無休
[交通]JR山手線新大久保駅から徒歩1分
▶おとなの週末2024年3月号は「サクッと“とん活”」
撮影/鵜澤昭彦、文/菜々山いく子
※2023年9月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。