『Onigily Cafe(オニギリーカフェ) 代々木公園店』 @代々木公園
おしゃれなカフェで楽しむ米の魅力
米離れが進む若い世代にもそのおいしさを伝えたい――。オーナーの想いでおにぎりの魅力を発信し続ける人気店が昨年秋に2店舗目を出店。より気軽に、カフェ感覚で“米”を楽しめる注目店だ。
おにぎりはやや小ぶり。米粒の点と点を繋ぐよう工夫した握り方はスタッフ間で共有しており、握りたてを提供するイートインは3回転を目安に仕上げはきゅっとまとめ、テイクアウトは時間経過で米間が締まることを考慮してゆるめに、海苔の着物を着せるように覆って崩れを防ぐそう。
よくばりプレート 1400円(11時半~) ※塩おにぎり1個・お好きなおにぎり1個・唐揚げ2個・味噌汁・お好きな惣菜2種
楽しいのは味付き玉子が丸ごと1個入る具や味噌麹に漬けた豚バラの肉巻きなど変化球もあること。特に前者は卵好き垂涎。黒玉から半熟がとろっと破裂すれば舌上で美味の花火が打ち上がる!
[住所]東京都渋谷区富ヶ谷1-9-15
[電話]03-5738-7306
[営業時間]8時半~20時(19時半LO)
[休日]不定休
[交通]地下鉄千代田線代々木公園駅2番出口などから徒歩3分
『お出汁カフェ えん』 @江戸川橋
こだわりと心遣いで握る実直なおいしさ
この店を地域の人々が集まるコミュニティにしたい。そのために、まずできること……そうだ!おいしいおにぎりを出す店から始めよう。店主・村上さんがそう思い立ったのは3年前。
元々料理好きで凝り性だという彼女。さまざまに食べ比べ、お米は三重県の減農薬栽培のコシヒカリに。具材の魚介は築地で、旬菜は近所の八百屋で吟味を重ねて購入する。
当然、具の多くは手作りで、ご飯の甘みとのバランスを考えながら、素材の味が引き立つように仕上げる。
えん定食 980円(おむすび2個、季節の惣菜、具沢山の豚汁)
また単品と定食でおにぎりの大きさを変える気配りも。やややわらかく炊いたご飯を、ほぐれやすく握る実直なおいしさは評判となり、今では休日ともなると、おにぎり好きが列をなす場(店)になっている。
[住所]東京都文京区関口2-7-5
[電話]080-1106-9396
[営業時間]平日8時半〜16時
[休日]月・火(不定休あり、インスタ@odashi_cafe_enで確認を)
[交通]地下鉄有楽町線江戸川橋駅1a出口から徒歩13分
『wanna manna(ワナ マナ) 飯田橋サクラテラス店』 @飯田橋
台湾朝食の定番おにぎりは具だくさんの俵型
台湾にも国民食として愛されるおにぎりがあるのをご存じだろうか。その名もファントゥアン。大阪の台湾朝食専門店が関東初進出したこちらの店でも楽しめる。
その全貌は……ご覧の通りずっしり大きい俵型。もち米に台湾式揚げパンやザーサイ、高菜、ピーナッツなどの具をぎっしり包んだもので、カットするとまるでモダンアートのような断面だ。
wanna mannaセット 1380円
もちもちの白い塊にかぶりつけば、具材の甘み、酸味、塩味、サクサク、シャキシャキなどあらゆる味わいと食感が顔を出して口の中はお祭り騒ぎ、こりゃ別次元のおいしさだわ。
他にも豆乳を酢でゆるく固めた台湾式豆乳スープなど定番朝食が勢揃い。現地出身のスタッフも働く店で、食の異文化体験を!
[住所]東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋サクラテラス2階
[電話]03-6380-8646
[営業時間]8時~19時(18時半LO)
[休日]施設に準ずる(他年末年始)
[交通]JR中央線ほか飯田橋駅西口などから徒歩2分