都内屈指の人気「酸辣湯麺」『桂花』は化学調味料を使わない

酸味入り辛子つゆそば(酸辣湯麺)1320円 ラー油の辛さだけでなく、胡椒の風味がいいアクセント。つるつるの細麺がとろみをいい塩梅にすくい上げる

全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・成城学園前の中華料理店『桂花』です。

画像ギャラリー

全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・成城学園前の中華料理店『桂花』です。

黒酢の深い酸味とパンチある辛みが絶妙な上質な旨さ!

酸味入り辛子つゆそば。都内で3本の指に入ると言われる人気の酸辣湯麺だ。昭和60年オープン。上海、広東、四川を中心に中国各地の料理を出す同店では、開店以来化学調味料を使わず、体にやさしいものを提供している。

大切にしているのは「ていねいにいいダシとスープをとること」だ。このラーメンも然り。昆布とカツオ、貝柱などの魚介と、鶏・豚ガラを合わせたスープはすっきりした中に深い旨みを湛えている。きれいな麺線とラー油の赤、ねぎの緑が映える。

酸味入り辛子つゆそば(酸辣湯麺)1320円

『桂花』酸味入り辛子つゆそば(酸辣湯麺)1320円 ラー油の辛さだけでなく、胡椒の風味がいいアクセント。つるつるの細麺がとろみをいい塩梅にすくい上げる

はしづめ製麺のオリジナルという細めのストレート麺をほどよいとろみとともに啜り上げると、白黒のペッパーの風味と黒酢を使った旨みのある深い酸味、ほどよくパンチの効いたそのバランスが絶妙だ。

餡の中には、椎茸、中国春雨、木耳、鶏肉……。旨みがきれいに詰まって、熱々の中にもじんわり体に染みていくような品のいい美味しさ。これはクセになる!

『桂花』

東京・成城学園前『桂花』

[住所]東京都世田谷区成城6-4-13 成城フルールビル2階
[電話]03-3483-8581
[営業時間]11時半~15時(14時LO)、17時~21時(20時20分LO)
[休日]無休
[交通]小田急線成城学園前北口徒歩1分

おとなの週末2024年6月号は「みんなの町パン ランキング」

おとなの週末2024年6月号

撮影/浅沼ノア、取材/池田一郎
※2024年2月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

画像ギャラリー

この記事のライター

関連記事

都内100軒以上から選ぶシンの“ガチ中華”とは 探訪記『進撃の「ガチ中華」』で日本有数の中国ウォッチャーが名店を一挙紹介

値段を見れば“庶民のヒーロー” 懐に優しい『中華タカノ堀切店』はとろみが絶妙な「もやしそば」もオススメ

信条は「食で心を癒す」 麺が見えないほど具材がのった「五目うまにそば」は至福の一杯『中華風家庭料理 ふーみん』

素材を徹底的に洗って臭みが出ないように仕込む『中華や』 人気メニュー「ウマニソバ」は旨みが身体に浸透する美味しさ

おすすめ記事

歴史を動かした真田昌幸の智謀 「上田城」で徳川の大軍を苦しめたゲリラ戦術

『珈琲専門店エース』の“のり弁トースト” 激安メニューに、半世紀以上続く店の秘密を見た

ファンが落胆したスバル「サンバー」自社生産中止 中古市場で爆上がりの“農道のポルシェ”

“秘密の通路”が存在!? 知られざるJR東京駅

突然売れっ子作家となった浅田次郎 襲いかかった“殺人的オーバーワーク”

老舗の角打ち4軒で「粋に飲む」 気になるお酒は買える楽しさ

最新刊

「おとなの週末」2024年7月号は6月14日発売!大特集は「下町ぶらグルメ」

全店実食調査でお届けするグルメ情報誌「おとなの週末」。6月14日発売の7月号では、「下町ぶらグルメ」…