一番人気「きゅうりロール」ってどんなパン?昭和28年創業の老舗『ヨシナカブレッド』は仲良し家族が実直に作る

全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・武蔵小山のパンの店『ヨシナカブレッド』です。

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全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、1953(昭和28)年創業、東京・武蔵小山のパンの店『ヨシナカブレッド』です。

2代目のイチ押しは「おらんだぱん」

昔ながらのパン屋さんを見つけた時、胸がほわんと温かくなるのはなんでだろう。流行りはなくても誠実な味がうれしくて、笑ったつもりもないのに顔がにんまり。吉仲さん家族が営むこの店もそう。一歩入れば陳列棚は幸せの渋滞だ。目を奪われるのは調理パン。長時間発酵でしっとり焼いたパンにあふれる具。種類は多彩だが、一番人気は意外にも「きゅうりロール」なんだとか。 これ、浅漬けした野菜を自家製マヨネーズで和えたもので、ヤミツキになる味わいが我々町パン隊に大好評!

きゅうりロール 237円、おらんだぱん 162円、ナポリタンパン 237円

『ヨシナカブレッド』(奥)きゅうりロール 237円、(左手前)おらんだぱん 162円、(右手前)ナポリタンパン 237円 キュウリとキャベツが入る「きゅうりロール」はあのスーパーモデルもお気に入り。ナポリタンは極太

2代目イチオシは修業先の名物を受け継ぐ「おらんだぱん」。バター風味の黄身あんをココア生地で包んだ洋の趣だ。それにしてもマヨネーズまで手作りとは。

利一さんは深夜1時から仕込みを始めるそう。家族一丸、地道な仕事で生み出す旨さは地域の暮らしを支える味。それは近所の高校の購買でも保育園のおやつでも。今日もオレンジ色の看板が、お日さまのようにやさしく温かく町を照らす。

『ヨシナカブレッド』

[住所]東京都品川区小山2-14-2
[電話]03-3785-2628
[営業時間]7時~18時 ※土は~16時
[休日]日・祝
[交通]東急目黒線ほか武蔵小山駅東口から徒歩8分

【近くにサンドイッチ・調理パン専門店あり】

『ヨシナカブレッド 一番通り店(2号店)』

3代目の発案で始めた駅近の一番通り店。調理パンは唐揚げやツナちくわなど目移り必至。週末は昼過ぎに完売する日もあるほどだ。本店とはしごする人も!

『ヨシナカブレッド 一番通り店(2号店)』

武蔵小山『ヨシナカブレッド』

[住所]東京都品川区小山3-7-17
[電話]ナシ・連絡は本店
[営業時間]7時~14時、土9時~14時 ※売り切れ次第終了
[休日]日・祝
[交通]東急目黒線ほか武蔵小山駅東口から徒歩3分

おとなの週末2024年9月号は「カレー」ザ・ベスト

おとなの週末2024年9月号

撮影/小澤晶子、取材/肥田木奈々
※2024年6月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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