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『築地本願寺カフェ Tsumugi』 @築地

目と舌を迷わせつつ心ととのう 築地ならではのご飯

ニッポンの朝ごはんに何を求めたいかというと、多々意見はあろうが、個人的には「心ととのう」こと。で、こちら、歴史を感じさせる建造物・築地本願寺の一角にあるカフェでいただける「18品の朝ごはん」なのだ。

「18品」というのには由来がある。築地本願寺のご本尊阿弥陀仏がたてた48の誓願、その中でも本願として大切にされる18番目の誓い「あなたを決して見捨てない」にちなんでいる。

そしてそんな願いが込められた18品が秀逸。築地ならではの和のセレクションが豆皿に乗って勢揃い。

18品の朝ごはん 2200円(日本茶付き)

『築地本願寺カフェ Tsumugi』18品の朝ごはん 2200円(日本茶付き) 「18品の朝ごはん」は数に限りがあるので予約がおすすめ。小皿を持ち上げると台紙にメニュー名が書いてあるのも気が利いている。この朝食目当ての外国の方も多い

『つきじ松露』や『築地江戸一』、『築地吉岡屋』など築地場外市場の名店の味も取り入れた料理が彩りも鮮やかに並ぶ。どれから食すか思わず迷ってしまうがそれもよし。やさしい白粥と緑茶が心を落ち着けてくれる。

『築地本願寺カフェ Tsumugi』

[住所]東京都中央区築地3-15-1 築地本願寺インフォメーションセンター内
[電話]03-5565-5581
[営業時間]8時~18時(朝食は~10時半)
[休日]無休
[交通]地下鉄日比谷線築地駅1番出口直結

『旬菜お粥 四季膳(しきぜん)』 @戸越

無農薬の発芽玄米で作るお粥と野菜で内面から美しく

参道に足を一歩踏み入れると空気がガラリと変わる。といっても、それは地元で「戸越の八幡様」と親しまれている神社ならではの、あたたかく爽やかな雰囲気だ。

そんな神社の一角に佇むのは、健康と美をコンセプトとしたレストラン。農家直送で無農薬の玄米や野菜など、厳選された素材を使用している。

土・日・祝のみ提供する「朝粥」。メインのお粥には、平飼い鶏のガラ、カツオ節と利尻昆布の合わせダシ、オホーツク産干し貝柱という、3種のダシを合わせる。芳醇な旨みたっぷりの逸品だ。発芽玄米のプチプチとした食感の魅力も相まって、どんどん匙が進むだろう。

発芽玄米のお粥と無農薬野菜の小鉢+香の物 1280円

『旬菜お粥 四季膳(しきぜん)』発芽玄米のお粥と無農薬野菜の小鉢+香の物 1280円

脇を固める副菜は、旬素材の持ち味を引き出すためシンプルに調理。素朴な味わいとロケーションで心穏やかになれる。

『旬菜お粥 四季膳(しきぜん)』

[住所]東京都品川区戸越2-6-23 戸越八幡神社内
[電話]080-2254-1250
[営業時間]11時~16時 ※土・日・祝は9時~(朝食は11時最終入店)
[休日]月・火
[交通]都営浅草線戸越駅A2出口から徒歩8分

撮影/西崎進也(∞ノ巣、刻々、Tsumugi)、鵜澤昭彦(四季膳)、取材/市村幸妙(∞ノ巣、四季膳)、松岡芙佐江(刻々)、池田一郎(Tsumugi)

2024年7月号

※2024年7月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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