グランスタ東京 『近畿大学 水産研究所 はなれ』
“ 海を耕せ!”今からおよそ70年前の戦後直後、水産資源の枯渇を憂いた近畿大学初代総長・世耕弘一氏の言葉だそうな。以来、近畿大学は養殖研究に邁進し、世界に先駆けて人工ふ化と稚魚の生育に成功した魚は現在18種類以上にも及ぶという。
小難しい話になってしまったが、そんなことを頭の片隅に置きながら食べれば、さらに美味しさが増すでしょう?
さて、こちらは冷凍せず生のまま届けられるマグロに、真鯛、シマアジを散りばめた丼ものがメイン。もちろん、みんな近大生まれ。
キメ細やかなマグロの身質に、臭みのない鯛に、そして脂ののったシマアジの旨みに、研究所の本気度がビシビシと伝わってくる。そして天然物を超えるその味に感服するはずだ。