もつ酒場カウンターの同胞意識がひと際高い
武「寿司、蕎麦、うなぎ、焼鳥……近年、高級化が止まらない料理が増えています。仕入れ値の高騰もあるのでしょうが、気軽に足を運べなくなっていて。そういう点で、なかなか高級化しない『もつ酒場』には頭が下がるというか、もっと応援しなきゃ!ですね。」
輔「『もつ酒場』ってカウンターに並ぶ面々の同胞意識がひと際高い気がする。『いい店知ってるね、お互い』というような無言の連帯感。そこに、武内さんと同じ『この店を守りたい』という気持ちが入っていると思う。」
武「あそこは早くから行って並んだほうがいい、そこに行くならあの部位を食べなとか、他の『もつ酒場』の情報を教えてくれる人も多いんですよね。」
輔「そうそう。なぜか『もつ酒場』だとベロベロになりづらく、そういう話題をきっかけに話が弾むんだよなあ。」
本「もつ、正肉と分けるんじゃなく、それぞれがそれぞれにおいしいんです。『世界に一つだけの花』みたいですけど(笑)、味、雰囲気、人情、きっと何かが胃袋にヒットするはず。気軽に『もつ酒場』を楽しんでほしいですね。」
撮影/西崎進也(もつ焼たいじ)、浅沼ノア(辰心食堂、仲垣)、小澤晶子(レバーランド)、取材/本郷明美(辰心食堂、もつ焼たいじ)、荒川友吾(仲垣)、井島加恵(レバーランド)
※2024年8月号発売時点の情報です。
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