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牛・羊・豚・内臓の各栄養素

牛の栄養素

代表的な栄養素は鉄分と良質なタンパク質。人間の体で作り出せない必須アミノ酸がバランスよく含まれている。特に赤身は身体に吸収されやすいヘム鉄やビタミンB12、亜鉛も多く、貧血や風邪の予防、味覚障害の改善などが期待できる。

羊の栄養素

脂質の代謝促進や悪玉コレステロールの蓄積を防ぐとされるL-カルニチンが豊富で、ダイエットや生活習慣病の予防にもいい。胃腸病や皮膚炎を防ぐナイアシン、老化防止のビタミンEなども豊富。コラーゲン効果で皮膚や骨、目の健康にも。

豚の栄養素

代謝アップに欠かせないビタミンB1が豊富。疲れの原因となる乳酸が溜まるのを防ぐ効果も。抗酸化作用を持つビタミンB2やビタミンEも多く、老化やガンの原因になる活性酸素の除去、動脈硬化の原因になる過酸化脂質の生成を防ぐ働きもある。

内臓の栄養素

内臓全般では、喉や鼻の粘膜を強化して免疫力を高めるビタミンAなどのビタミン類、感染症予防にもなる亜鉛、貧血改善の鉄分が豊富。中でもレバーはビタミン含有量が高く、50gで成人が1日に必要とするビタミンAやビタミンB2をまかなえる。

…つづく「「酢豚に”加熱パイナップル”は入れないで」…意外と知らない「肉と相性のいい《野菜&くだもの》」…栄養士が解説」では、肉の栄養を効果的に摂る野菜と果物を紹介します。

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■白澤 卓二院長
日本抗加齢医学会理事、基礎老化学会理事などを務める傍ら、寿命制御遺伝子の分子遺伝子、アルツハイマー病の分子生物学などの研究にも取り組む。著書も多く『70歳からの肉食革命』(山と渓谷社)、『脂中毒 長生きしたければ、正しい肉を食べなさい』(海竜社)などがある。

『おとなの週末』2019年9月号より

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おとなの週末Web編集部
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