日本橋『 天丼金子半之助』
【待ち時間】 18分/9人
なにしろこの店、昼11時に営業を開始したら、そのまま夜まで通し営業。ってことは午後3~4時あたりって行列も少ないんじゃないの? と午後3時37分にお店に到着すると、行列はわずか9名。ランチタイムは2時間待ちもあるといわれてる店に、18分後の3時55分に入店できた!
たしかにそんな午後の時間に食事する時間を作るのは大変かもしれない。でも1~2時間立って行列する苦労の方がもっと大変なんじゃないの?とつくづく思ったのである。しかし、次の店にオフピーク行列は通用しない。下北沢のカレー店『旧ヤム邸シモキタ荘』だ。
お昼のピークを軽く外したつもりで午後1時22分に到着すると行列8番目。次でオレが入店の番となった13時42分。昼のオーダーストップは2時と聞いていたのだが、筆者も含めて行列ちょっと増えて12名の時点で「今日でこれ以上のお客さんは入れない」宣言。つまり、客の数によって流動的にオーダーストップというか、入店制限するのだ。
この店のカレーはとにかくスパイスが強烈に主張する、クセになるタイプ。『みかさ』の焼きそばもそうだったけど、行列店はクセになるタイプの店が多いのかもしれないが、この店のカレーがクセになった人は、13時半までに並ばなければならないということである。
行列店。並ぶ価値があるかといえば、システム的に並ばなければ食べられない店の料理を、どうしても食べたいならば並ぶ。オフピーク行列できる店ならオフピーク!そしてそんな苦労したくない人は、はなっからそんな店には行かない!だって一度行っちゃうとクセになっちゃうもん、やっぱ行列店の料理って。
…つづく「東京で大行列《幻のサンドイッチ》を覆面で大調査…!なんと2時間で完売、定番の「たまご・ハムカツ」から「フルーツサンド」まで全3店で実食」でも、入手困難なサンドイッチを覆面調査隊が並んで実食。その味をレポートします。
『おとなの週末』2019年2月号より(本内容は発売当時のものです)