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残クレで買いやすい三菱トライトン

三菱トライトン

三菱トライトンは、3年後が59%、4年後は58%、5年後は55%だ。3年後の残価率は59%だから、アルファードやランドクルーザー250に比べて低いが、その後はほとんど下がらず、5年後はランドクルーザー250と同じ55%だ。

トライトンの今後の人気は未知数で、アルファードやランドクルーザー250と異なり、中古車価格がどのように推移するか分からない。しかし三菱では高値で維持すると見込んだ。そして多くのユーザーが残価設定ローンの返済期間を5年とすることもあり、5年後を55%の高残価にしている。

特にトライトンの価格は売れ筋のGSRが540万1000円だからピックアップとしては高額で、この割高感を補うためにも、残価率を高めて返済額を抑えた。このように残価設定ローンには、メーカーや販売会社のさまざまな思惑が絡んでいる。

文/渡辺陽一郎(わたなべ よういちろう):自動車月刊誌の編集長を約10年間務めた後、フリーランスに転向した。「読者の皆様にケガをさせない、損をさせないこと」を重視して、ユーザーの立場から、問題提起のある執筆を心掛けている。執筆対象は自動車関連の多岐に渡る。
写真/ トヨタ、三菱、Adobe Stock(アイキャッチ画像:78art@Adobe Stock)

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渡辺陽一郎
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