多皿系カレー担当のライター・菜々山、ビリヤニ担当のライター・岡本、両記事の担当編集・戎の3人が、調査・取材の日々を振り返ります。酷暑の夏もなんのその。各自が好きな料理を担当としたとあって、新たな魅力を再認識したようです。
画像ギャラリー多皿系カレー担当のライター・菜々山、ビリヤニ担当のライター・岡本、両記事の担当編集・戎の3人が、調査・取材の日々を振り返ります。酷暑の夏もなんのその。各自が好きな料理を担当としたとあって、新たな魅力を再認識したようです。
多皿系&ビリヤニは酷暑の夏にピッタリ
岡「ビリヤニ大好きだから、この企画を担当できてうれしかった!」
菜「私もインド料理屋でビリヤニがあれば選んだりもするけど、限定して食べ歩いたことはないなあ。最新事情はどうなってるの?」
岡「朝から並んだり、予約困難な店もちらほらあって、東京でもビリヤニ人気の高まりを肌で感じたよ」
菜「朝から並ぶ!?まじか!」
岡「『ジョニーのビリヤニ』の店主・ジョニーさんが言ってたけど、日本人が寿司と聞けば喜ぶように、インドやその周辺の国の人もビリヤニってめっちゃテンション上がる料理なんだって」
『ジョニーのビリヤニ 神田店』本日のビリヤニ 1500円
菜「やっぱアジア人、お米大好きなんだね。でも正直、店によってそんなに味変わる?って思っちゃう」
岡「全然違うから!どれも同じように見えて、スパイスの使い方や考え方が店によって様々だから面白いんだ。和食と通じるものがあって、やっぱりお米の炊き方がかなり大事!軽いからボリュームたっぷりでもスプーンが止まらない。2キロ太っちゃったけど、悔いなし」
スパイス効果で汗!汗!
戎「僕の中で特にインパクトがあったのが『ビリヤニ大澤』ですね。スパイスの効果か食べる側から汗が吹き出してくるんです。食後はわざわざマイナス4度に指定して冷やしてあるコーラを流し込む。脳天まで冷たさがギューンと突き抜けてサウナで“ととのう”ってのはこういうことかと思いましたよ」
菜「ゲラ見て、なんで普通のコーラを載せてんの?って思ったけどそういうことか」
岡「そうなのよ(笑)。ところで菜々山さんの担当は?」
菜「ネパールのダルバートとか南インドのミールスなんかの多皿系だよ」
戎「そういや、編集部の忘年会も毎年大塚のネパール料理屋ですよね」
菜「うん、それは幹事の私がネパール料理好きだから。普段からダルバートはよく食べているけど、『ピプレー』は段違いだった」
『ピプレー』ダルバート(チキン) 2290円(夜は1800円)
岡「へえ、どういうところが?」
菜「すごく繊細&上等。よく行く近所の店を例えるなら大衆食堂って感じだけど、ここはホテルとか高級店の味」
戎「しかもネパール人スタッフのサービスもホテル並み。日本語通じるどころか、敬語まで使ってくれてましたよ」
岡「初めてネパール料理に触れるって人でも安心だね」
菜「そうなの。あと他に紹介している4軒はインド系。『ゼロワンカレー』は、副菜がたくさん付くから混ぜて食べる楽しさたっぷりだし、はたまた『月と亀』は毎日でも食べたくなるような優しさ。新店の『すぱいし家』はカレーも抜群だけど、スパイシーな一品料理がこれまた旨いしアルコールも豊富。今年の忘年会は、ここでやろうかな」
『すぱいし家』選べるカレー3種盛り 1848円(昼は1300円)
スパイスは薬膳
戎「本場感でいうと『タンジャイミールス』ですね。多皿系もどの店も全然違うタイプが出揃いました」
岡「南アジアに負けないくらい暑くなった日本の夏には、スパイスが効いてて、しかも油分少なめのビリヤニとかダルバートとかミールスがよく合うんじゃないかと思う」
戎「ホントそう。しかもスパイスは薬膳ですし、身体にも良さそう。みなさんもぜひ」
撮影/西崎進也(ジョニーのビリヤニ)、撮影/小島昇(ピプレー、すぱいし家)、文/菜々山いく子
※2024年9月号発売時点の情報です。
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