小鉢いろいろ食べ方アレンジと、食べ放題で納豆三昧
東京で納豆を存分に楽しめる店と言えば、この2軒だ。『BARA dining』は、茨城県産納豆の品揃えなら都内一の茨城県のアンテナショップ内にあるレストラン。『せんだい屋』は、山梨県で昭和36年から半世紀以上、納豆を作り続けているメーカーの直営店。納豆好きなら、どちらも一度は行ってみたい店だ。
まずは『BARA dining』のランチタイムに突撃し、「茨城納豆御膳」をいただいた。茨城名産の舟納豆など2種類の納豆がついた定食で、生卵や薬味、大根おろしなど納豆をおいしく彩る小鉢がいろいろ付いている。
御膳を目の前にして、どうやって食べようかとワクワクしたのも束の間。ここは銀座。おしゃれな意匠の組木を施した店内に妙に萎縮してしまい、納豆も卵もご飯もすべて口中調味で食べ始めた私はなんてバカ!納豆は己が思うまま、豪快に食べるのが一番なのに!
幸い、ご飯はおひつにたっぷりあったので、2杯目からは納豆+卵+薬味オンザライスで余すことなく茨城産納豆を堪能させてもらった。
一方、『せんだい屋』には、日曜の開店5分後に入店。すでに先客2組がいて、その後も客足が途切れないことに驚いた。一番人気は、「納豆食べ放題定食」。納豆9種類(国産小粒、国産大粒、国産ひきわり、枝豆納豆、ごま納豆、ひじき納豆、しそのり納豆、わさび納豆、そでふり納豆)から選んで好きなだけ食べられるのだ。
ご飯の量は小盛り200g~大盛600gから選べる。ちなみに私は普通盛270g、納豆は4個で満腹に……。後に店主に聞いてみると、平均5~6個だとか。なんか負けた気がして悔しい。
15時以降は納豆などの物販のみで、モデル風美女など健康重視の客が多く訪れるとか。店頭の納豆自販機もこまめに補充しないと追いつかないほどの回転率という。
こちらのほかに下北沢にも店舗があるので、ヘルシーかつ満腹に決めたいときのランチにおすすめだ!
撮影/西崎進也、取材/白鳥紀久子
※2024年11月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
…つづく「個性派・正統派納豆」でも実食レポートしています。