9月の日記を紐解くと、季節感が混乱するほど暑ぅございました。ビールばかり飲んでいた記憶です。この秋は魚をたんと食べたいものです。煮魚でぬる燗をいただけたなら極楽至極ですね。
画像ギャラリー2024年9月の日記を紐解くと、季節感が混乱するほど暑ぅございました。ビールばかり飲んでいた記憶です。この秋は魚をたんと食べたいものです。煮魚でぬる燗をいただけたなら極楽至極ですね。
2024年は、7月8月9月、3つも暑かったよー
×日:「今年は7月8月9月、3つも暑かったよー」と嘆いていたのはネパール人のプルジャさん。野菜は自前の農地で収穫しながら、東京・巣鴨で『プルジャダイニング』を開いております。「私が食べて育ったものを出す」という家庭料理店にはネパール旅行愛好家が集い、ネパール未経験は僕くらいでございます。熱々の練り蕎麦をバターで湿らせた指で摘み、丸呑みする「ディド」は面白いです。キンミヤのボトルキープもできます。写真はコーンご飯のセットです。
×日:江ノ島からヨットで沖へ。ヨットの中で湯を沸かすとなるとガスレンジがあります。これがジンバルで船の揺れに合わせて、常に火が天を向くようにゆらゆら揺れる優れもの。人間の発明は偉い!とはいえカップヌードルを作るのに足場は揺れるわ、湯はこぼすわで、大層な苦労です。最近の船上は「カレーメシ」ブームで、これが空きっ腹と潮風に旨い。混ぜれば混ぜるほどカレーに固まっていくんです。人間の発明は偉い!……が、中には待ちきれずスープ状のままで流し込むヨットマンもいる!
×日:神保町での最近のお気に入り、キッチンバー『ゆにおん食堂』へ。創業は昭和52年、六本木にて。2023年神保町へ移転したそうです。何を食べても美味でして、特に「梅と大葉のだし巻き卵」。落語に明るいお店で、そちらの好事家には有名店?
×日:大塚駅前の「ノース・トーキョー・クラフトビア・フェスト」へ。Let’s BEERWORKS(東十条)のグレフル系柑橘フレーバー、「スリーピングタイガー」が快晴の今日の天気に合ってました。ごくごく。
神宮球場で飲むビールの至福
×日:神宮球場のレフトポール際にてビール。今シーズンは球場の切符が買いづらい1年でした。大谷人気だけじゃなくて、国内プロ野球人気も凄まじいです。この日は「つば九郎の秋の味覚フェア」をやっていたけれど、レギュラーの冷やしうどんを!
×日:大宮の角打ち『大西屋酒店』さんへ。ギター弾きの老友人がお店で歌うってんで、またまたビールで乾杯。道までブルースが溢れ聞こえ、まるで、残暑の夏フェスです。
角打ち、サイコー!
×日:信濃町『大越酒店』の角打ち。都美人(淡路島)を。この日は、あてに鯛のお頭の煮ものがありました。ラッキー!
×日:台風のせいで小笠原からの船が1日早く戻ることに。友人ダイバーが乗っているので竹芝桟橋まで迎えに行ってみました。とことこ歩いて大門『からくに屋』でタッカンマリ(鶏一羽まるごとの水炊き)とマッコリで一献。旧交を温めた。そのあとにもう少し飲もうと偶然入った『バー聖者』が落ち着けたので再訪したいです。
×日:本誌編集の武内さんに教えていただいた呑み処、『KUSHIKOMA 井こし』へ。店主の井越さんは日本酒目利きの名手。鼻歌をやりながら、「コレどう?悪くないでしょ?悪くないのよ~」とおっしゃるのがお約束。奈良萬(福島)を皮切りに、ところてんとニラのやつをつまみながら、だいぶ進みました。ところで、武内さんは口の中の出来事を言葉にする達人なんですが、こないだは「鬼はぬるいものは食べないって言うじゃないですか、だから、人を食べないんですって」と、“だから”の前も後も知らないことを教えてくれました。
文・撮影/輔老心
※2024年11月号発売時点の情報です。
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…つづく「【厳選】きっと通いたくなる!居酒屋4軒 サービス精神満点、コスパ、料理の完成度も」では、覆面調査隊がおいしい肴と沁みる酒、空間までもがご馳走の、ちょっといい店を実食レポートしています。