■蒸しあわび<食べる直前編>
8)蒸し上がったら、すぐにも食べられる。ただし、蒸し上がった直後は相当な高温のため、取り出す際はキッチンミトンなどをはめ、とくに注意する。
9)あわびを殻から取り出す。大き目のスプーンか、しゃもじを使い、貝柱の部分から身をはがす。肝をはずし、周囲のエンペラの部分は、キッチンバサミでカットし、「あわびの口」の部分もキッチンバサミで切りとる。
※オイラは、まず1つを蒸したてで食べ、残りのあわびは火を止めた蒸し器の中で、そのまま冷めるまで放置しておきます。さらに味わい深くなる気がします。
10)あわびの身を食べやすく切って、皿に盛る。※オイラは、しょうゆも何もつけずにいただいていますが、わさびを薬味にするのもよいと思います。
…連載第1回「うまい酒肴を『ドカンと食べたい』…物価高騰、年金生活の60代男性が編み出した『身の丈を楽しむ』意外な秘策」」では、66歳の筆者の二十四節気「しめ鯖づくり」、その手仕事をお伝えしています。
文・撮影/沢田浩
さわだ・ひろし。書籍編集者。1955年、福岡県に生まれる。学習院大学卒業後、1979年に主婦と生活社入社。「週刊女性」時代の十数年間は、皇室担当として従事し、皇太子妃候補としての小和田雅子さんの存在をスクープ。1999年より、セブン&アイ出版に転じ、生活情報誌「saita」編集長を経て、書籍編集者に。2018年2月、常務執行役員パブリッシング事業部長を最後に退社。