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インドからイギリスへ、そして日本に

そんな日本でのカレーの歴史は明治時代に始まりました。文明開化時代、西欧の文化がどんどん流入し、日本の制度や習慣が大きく変わっていった頃、カレーという料理がイギリスから伝わってきました。いわゆる牛肉や豚肉、ジャガイモ、タマネギ、ニンジンなどを具材にカレー粉やルウで仕上げる「欧風カレー」です。さらに遡ればそのイギリスのカレーは、18世紀にイギリスの植民地だったインドから伝わったもの。多数のスパイスを調合して作るサラサラのインドカレーが、イギリスに渡り、小麦粉などによりとろみをつけた状態にアレンジされて日本へと伝わってきたというわけ。

カレーの味を決めるさまざまなスパイスたち(photoAC)

カレーでネット検索をかけると、本当にさまざまなカレーが出てきます。本場インドカレーはもちろんタイカレーにスマトラカレーなどなど。1970年代に北海道で誕生したという「スープカレー」も根強い人気がありますよね。細かくあげていったらキリがありませんが、私のイチ押しはなんと言っても蕎麦屋で食べるあのカレーです。日本人といえば「出汁」ですが、カレーと混ぜちゃったのはさすがとしか言いようがない。時々無性に食べたくなる一品です。

古本の街になぜかカレー店がひしめく理由とは

そしてもう1つ。カレーと言って思い出すのは、学生時代を過ごした街のこと。東京・神田神保町は、日本を代表する古書店街であると同時に、カレーの名店が多数存在しているところです。大正時代に創業されたスマトラカレーのお店をはじめ、メディアによっては半径1キロメートル以内の地域に130件から180件、最大で400件と囁かれています(正確な店舗数は不明)。なぜそんなにカレー店が集まっているのか?一説によれば「読書をしながら片手で食べられる料理だから」という理由でカレー店が増えたとかなんとか。

ちょっと都市伝説っぽくなりましたが、1月22日の「カレーライスの日」。本場インドやタイのカレーを味わいに外食するもよし、我が家ならではの具材入りカレーライスをつくるもよし!ぜひ今日はカレーを楽しんでみましょう!

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おとなの週末Web編集部
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