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「新にんにくで焼き餃子」の作り方

試しに八百屋さんやスーパーをのぞいてみてください。店先では、いつもと違う表情をしたにんにくに出会えるはずです。そう、にんにくといえば普通は白いかたまりですよね。鱗茎(りんけい)という部分なのですが、夏至の前後に出回り始める新にんにくは、表皮に鮮やかな赤紫がかった色素があるのです。「赤いほっぺの1年生」という雰囲気のフレッシュなにんにくなのです。

にんにくは、秋10月頃に植え付けが行われ、翌年6月から7月が収穫期となります。その収穫したばかりのものは、通年出回るにんにくと何が違うのかといえば、「あまり乾燥されていない」という状態なのです。普段、われわれが買い求めているにんにくは、6~7月に収穫された新にんにくを少し乾燥させ、その後は低温貯蔵で保存しながら通年で出荷されているものなのです。

新にんにくを使うからといって、餃子の作り方が変わるわけではありません。皆様が作られているやり方でまったく大丈夫です。でも、「餃子の王将」や「大阪王将」の生餃子を買ってきて家で焼くだけの餃子と比べると、手間も時間も間違いなくかかります。けれども、餃子作りはとても楽しい。ある意味、作る工程自体がイベント感もあり、本格派の方は餃子の皮も手作りしてしまうほどです。

今回、餃子の皮は市販のものでの手作りです。それでも、ひと手間もふた手間もかかりますが、焼き上がったあとの餃子とビールの味は格別です。

【仕込み編】

1)材料は餃子の皮(厚手タイプ)35枚入りの場合。豚ひき肉300~400g、キャベツ1/2個、にら1束、玉ねぎ(小)1/2個、しょうが少々、新にんにく2片。調味には、塩、こしょう、ごま油、つなぎ用に片栗粉。焼くときには、ごま油、中華スープも使う。

2)キャベツ、にらはこまかく刻み、ボウル付きのザルに入れる。塩少々をまぶし、しんなりさせてから、手でかたくしぼり、水けをきる。※かなりこまかいみじん切りが理想です。オイラは、フードプロセッサー(スピードカッター)を使っています。

3)玉ねぎ、しょうが、新にんにくはすりおろす。

4)餃子のたねを作る。大きめのボウルに豚ひき肉を入れ、すりおろした玉ねぎ、しょうが、新にんにくとともに手でよくこねていく。つなぎに片栗粉大さじ1(15ml)くらいを加え、塩適量(お好みの量)、こしょう少々、ごま油大さじ1(15ml)とともにさらにこねていく。※この「手こね」が餃子の味を決めます。肉の脂分が野菜になじむよう、50回以上はもみ、こねていきたいものです。

5)出来上がった餃子のたねは、15分ほど寝かせ、味をなじませる。

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【調理編】
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おとなの週末Web編集部
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