『おとなの週末Web』は、手料理の魅力も紹介しています。中でもお酒好きなら、お供になる肴にもこだわりたいところ。自宅で作った様々な料理で「おとなの週末」を楽しんでいる年金生活の元男性編集者が、二十四節気に合わせ、自慢の酒肴を紹介します。連載第12回の「芒種」編「「ご飯にかける」だけじゃもったいない…!意外に合う「ちりめん山椒」おつまみレシピ…そうめん、バゲット、温泉卵も」に続く「夏至」編をお楽しみください。
夏至は新にんにくの「入り口」でもあった
69歳のオイラは「刺激好き」です。といっても、バンジージャンプを体験するような刺激は求めておりません。唐辛子、にんにく、しょうが、山椒、こしょう、タバスコはじめ、食べ物にパンチを与えてくれる刺激ブツが大好きなのです。なかでも強く惹かれているのが、にんにくです。
ラーメンにおろしにんにくは当たり前。そうめんにも入れます。かつおの刺身では薬味のにんにくが欠かせません。もちろん、餃子や、スパゲッティペペロンチーノなど、にんにくが主役級の働きをする食べ物は、頻繁に食しております。はい、オイラの身体は間違いなく「くさい」と思っております。申し訳ございません。ガーリックジジイです。
そんなふうに、日々にんにくとともに生きているわけですが、にんにくも農産物。当然、旬があるのです。その時期がまさに今。古くからの生活暦である二十四節気では、夏至(げし。6月21日からの2週間ほど)の頃が、その目印です。日の出から日没までの時間が1年で最も長くなるのが夏至日。同時に、新にんにくの入り口でもあったのです。