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パン de ニューヨーカー!? でもここはしょせん吉祥寺です、の件

吉祥寺にはデパートやファッションビルがいくつかあるワケなんですが、実は、着実に「ごはんビル化」しているんですよね。 連載68回でも紹介しましたが、吉祥寺東急デパートは、地下1Fはスーパー&惣菜屋さんが入るデパ地下、3Fは武蔵野マルシェ、8Fは催事場で、9Fはレストラン街。 もう、「ごはんビル化」が完成したと言ってもいい状態です。 吉祥寺丸井も1Fには続々と食べ物屋さんが出店&無印カフェもあるので、やや控えめですが「ごはんビル化」しています。 同時に丸井は、店の敷地内に複数のキッチンカーが出店していて、実はそこが注目点です。 しかし現在、もっとも「ごはんビル化」が進行中なのは、吉祥寺パルコです。 私のなかでは、ファッション&カルチャーといったジャンルだと思っていた(というか愛していた)吉祥寺パルコですが……。 2~3年前からリニューアルが細かく行われ、リニューアルの後には、なぜか食べ物屋ができるという状況に……。 とはいえ意外に寿命が短く、すぐ撤退する店もあって(連載2回)、結局、吉祥寺パルコは小腹神喫茶『O屋』(連載8回参照)と、女子に人気のカフェ『Sブランチ』があれば、いいんじゃないの? と思うおっさん女子なのですが……。 でも、“やりすぎアップルパイ”の『G』(連載64回)は気に入っています(笑)。 そして2018年11月末。 1FにN.Y.テイストのパン屋&カフェがオープン。 しかも朝8時からやっているんですよ。 この朝8時は、私が知る限り、吉祥寺パルコ始まって以来(たぶん)の事態! 

イラスト/スタジヲワンツー

しかしパン屋……。 吉祥寺、パン屋多すぎだろ! と思っているおっさん女子ですが、N.Y.っていうのが新鮮かもしれません。 それまで吉祥寺には、パリ系パン屋、あと老舗のドイツパンの『L』っていう感じなんで、とうとうN.Y.が来たのか! と思いました。 真打登場か!  今回は、N.Y.のパンを食してみました。 ただ、私は基本、米を愛するおっさん女子なので、パンには無知。 そのためかなり独断&テキトーなレポートです。 すまん……。

おっさん女子による、独断・自己流のN.Y.パン・レポート!

その、N.Y.テイストのパン屋の名は『ザ・C』。 店名もスマートです。 ガラス張りで、シンプル&シックな店舗になっています。 まったりとした、平日16時という時間に行ったにも関わらず、けっこうな席数があるカフェエリアは満席。 肝心のパンですが、おそらくお店のイチオシだと思われるプレッツェルクロワッサン。 これはN.Y.っていうか、むしろドイツ風のアレンジではないかと思います。 ドイツパン屋『L』の看板メニューがプレッツェルだし……。 ただ一応クロワッサンなので、ハード系ニュアンスですが、思ったほどハードでもなく、ほどよく外側がカリッとしていて、塩味も効いています。 中身はふわもちで、ほんのり甘さがあるという複雑なお味&意外な食感でした。 そしてかなりボリューミー。 っていうか、1個310円(税抜)なんで、まあお値段もけっこうするよね。 でも美味しい!  これ好きかも!  ものすごく香ばしいです! 

ほかにも、おやつ系のオリーブケーキや、吉祥寺限定のミルクスティックなどなど、いろいろ食べてみましたが、どれも共通しているのは、香ばしいということです!  「N.Y.は香ばしい!」という結論がおっさん女子のなかで出ました。 使っている素材が違うのだろうか?  それとも製法なのか? 

さらに特長のひとつとして、パン売り場が、全体に茶色っぽいです(苦笑)。 そして、そこにはカレーパンも塩ロールパンも、コロッケパンも、メロンパンも、あんぱんも、そして動物パンもない(笑)。 大人のパン屋です。 あと、お客さんは女子しかいません。 女子無双。 あとは、女子に連れられた男子、という感じ(笑)。 余計なお世話ですが、このパン屋の併設カフェでおひとり様のパソコン仕事&作業はかなりヒンシュクかと思います。 気を付けてください。

パン以外にもカフェメニューがあります。 モーニングセットが1000円前後という、かなりの強気の価格設定です。 ランチメニューも、吉祥寺相場よりも若干高いですな。 しかし、吉祥寺にはないものを新しく持ってきた、という気持ちはわかりました。

現状、吉祥寺では、比較的新しいファッションビルの吉祥寺コピスとキラリナは、まだまだ「ごはんビル化」には踏み切っていないようです。 しかし、時間の問題か……!? 

天野七月/あまのななつき ライター&ときどきエディター。吉祥寺在住、ざっくり30年くらい。基本おっさん女子、たま~に乙女マインド。いつも吉祥寺をふらふらしています。ちなみに無芸大食。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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