ヒゲタしょうゆ 伝統の調味料が生む、こだわりの味わい(2)中野大勝軒
上品でまろやかな旨みと深いコク。素材の持ち味を引き出すヒゲタしょうゆ伝統の調味料は、和の料理人も太鼓判を押す逸品だ。
老舗の味を支えるヒゲタ醤油
今年はつけ麺の誕生からちょうど70年。この店の厨房を任されていた後の東池袋大勝軒・山岸一雄さんが昭和30年に常連客に出したのが始まりだ。そして今では定番となった自家製麺を広めた一軒でもある。
冷水で締めたそれをずずっと啜ってみれば、ぷりんと跳ねるようなコシから噛むほどに小麦の風味が響いてきた。
この麺に合わせて昔からずっと贔屓にするのがヒゲタの「こいくちしょうゆ」と「うすくちしょうゆ」。
これらを1対3でブレンドしたタレに、豚や鶏、そして魚介節など多くの素材を重ねたスープを注げば、それぞれの旨みを醤油のコクがまとめ上げ、麺の味わいをぐっと押し上げる。
さらにこの醤油はチャーシューやメンマの煮汁などにも幅広く活用され、老舗の味を支えている。
店舗概要
[住所]東京都中野区中野3-33-13
[電話]03-3384-9234
[営業時間] 10時半~19時
[休]水
[席] カウンターのみ、全9席
[予約]不可
[カード]不可 (PayPay可)
[交]JR中央線ほか中野駅南口から徒歩3分
素材の持ち味を引き立てるヒゲタ伝統の味わい「こいくちしょうゆ」「うすくちしょうゆ」
「うすくちしょうゆ」と「こいくちしょうゆ」は、いずれもヒゲタならではの伝統が活きる代表的なしょうゆで、素材の持ち味を引きたてるのが特長。味にこだわる飲食店で広く使われている
●お問い合わせ先/ヒゲタ醬油 お客様相談室 電話0120-144-164
文/菜々山いく子、写真/貝塚隆、提供/ヒゲタ醤油