全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・西新宿の焼酎酒場『青ヶ島屋』です。
青ヶ島の風景が目に浮かぶ料理と青酎に浸る
青酎ってご存じですか?東京本土から358キロ、伊豆諸島の最南に位置する青ヶ島で醸される焼酎のことだ。驚くことに約170人の島民のうち10名が杜氏という酒好きパラダイス。そんな青酎を揃える店が西新宿にある。
店主は青ヶ島育ちで、杜氏もほぼ親戚か顔見知り。地元でも知られていない秘蔵の酒も置いてあったりする。ボトルラベルの表面は同じだけれど、側面には杜氏の名前がプリントしてあり、直子さんに順子さんと女性の名前が多いのは昔は各家庭で造られていたものだったから。
直子ソーダ860円八丈島産くさや1680円

どれもさつまいもを原料とした焼酎なのに、とある酒は芋の無骨な表情、またとある酒はラムやジンなど洋酒に似た風情で、と作り手によって味も香りも全く異なるのだから飲むほどに深みにはまっていく。アオウミガメやくさやといった島料理をつまみつつ今宵は青酎にどっぷり浸ろう。
西新宿『青ヶ島屋』
[店名]『青ヶ島屋』
[住所]東京都新宿区西新宿7-15-15東宝観光ビル2階
[電話]03-6908-9723
[営業時間]17時〜23時半
[休日]日(祝は不定休)
[交通]都営大江戸線新宿西口駅D5出口から徒歩3分
※画像ギャラリーでは、岩海苔がのった“島寿司”の画像がご覧いただけます。
■おとなの週末2025年10月号は「学生街の『味』な店」
撮影/小島昇、取材/菜々山いく子
※月刊情報誌『おとなの週末』2025年8月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
…つづく「東京の芋焼酎酒場4選! 酒好きの島で作られる“青酎”が旨い」では、焼酎の世界への扉を開くのに最適なお店を実食レポートしています。