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冷たい麺で満腹&クールダウンは捨てがたい。しかし、啜るごとに刺激が口中を駆け巡り、額に汗して頬張る辛い麺も暑い夏にこそ食べたい一品だ。今回は辛さレベル1~3の中から厳選して、クセになる独自の辛旨麺を集めました!

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【辛さ★2】わんぱくな旨さがクセになる町中華の人気者『きなり屋』@茗荷谷

昼時は近くに勤めるビジネスマンであふれ、18時ともなれば夕食にやってくるファミリーでテーブルがいっぱいになる。これぞ正しき町中華の風情だ。

そもそものスタートがラーメン店からの暖簾分けということもあり、麺類は醤油や味噌などの定番に加え、オリジナルの創作麺までなんと約50種類。なかでもとりわけ人気がこの『極カレー担々麺』。

極カレー担々麺950円

『きなり屋』極カレー担々麺 950円 具材はナスのほか、トマト、玉ねぎなど

縮れを帯びた麺をズバズバやれば、カレー粉とゴマ風味の担々肉味噌を合わせたスープがたっぷり絡み、子供も大人も大好物のわんぱくな味わいに胃袋をたちまち掴まれた。しかもこのご時世に、麺類を注文すればライスをサービス。麺を食べ終わった後のスープをおかずにかき込む白飯が、これまたご馳走なのだ。

『きなり屋』店主 木村秀明さん

店主:木村秀明さん「17時からつまみになる一品料理も増えるよ」

『きなり屋』

[店名]『きなり屋』
[住所]東京都文京区小日向4-5-11
[電話]03-5976-8269
[営業時間]11時~23時LO
[休日]無休
[交通]地下鉄丸ノ内線茗荷谷駅から徒歩2分

【辛さ★1】辛みを使い分け、クセになる美味を生み出す『四川料理蜀彩』@経堂

使用する唐辛子は4種、自家製ラー油も4種と四川料理店としては多い方ではない。しかし、色合い、香り、辛みなど用途によって使い分けるので、この数で十分なのだという。そして、繊細に計算された辛みをまとった料理がどれも後を引く旨さなのだ。

たとえば棒々鶏麺。ねぎたっぷりのゴマダレと醤油ダレを回しかけた後、敢えて辛めのラー油をたらり。豆乳坦々麺は青唐辛子を使ったラー油で辛みを添えるといった具合だ。

棒棒鶏麺1300円

『四川料理 蜀彩』棒棒鶏麺 1300円 きゅうりの清涼感、トマトの酸味もゴマダレを引き立てる好アクセント

前者は辛みによってゴマの甘みや風味が引き立ち、後者は酢の酸味のあとに爽快さのあるピリッとした刺激が口に広がる。どちらも刺激的だが、バランスよき微笑みの四川とでもいうべき味で、食後すぐに再訪を誓うのであった。

『四川料理 蜀彩』店主 村岡拓也さん

店主:村岡拓也さん「コースもあります。様々な四川の味わいをぜひ!」

『四川料理 蜀彩』

[店名]『四川料理蜀彩』
[住所]東京都世田谷区経堂1-12-10松原ビル2階
[電話]03-3425-1668
[営業時間]11時半~14時(LO)、17時半~22時半(食事21時LO、ドリンク21時半LO)
[休日]月・火
[交通]小田急線経堂駅南口から徒歩2分

【辛さ★2】辛さレベルは無限、大韓国チゲと日本蕎麦の魅惑のタッグ『三鷹チゲ倶楽部』@三鷹

ぐつぐつと音を立てる真っ赤なスープ、その隣にすまし顔で並んでいるのは日本蕎麦。日本と韓国、両国の料理部門の代表が見事なタッグを組んだのがチゲ蕎麦だ。

海鮮チゲ蕎麦1400円

『三鷹チゲ倶楽部』海鮮チゲ蕎麦 1400円 具材にはアサリや赤エビなども入って海鮮の旨みもたっぷり

まず蕎麦は灼熱のスープに負けぬよう蕎麦粉5割、小麦粉5割でやや太めに仕上げ強いコシを出す。店で捏ねた生地を練り出し式で直接釜へ投入が香りを損なわない秘訣。熱々の汁に浸して手繰ってみれば、鶏ガラや牛骨のダシの旨みやニンニクをきかせたパンチのある味わいの中から鮮やかに蕎麦の風味が立っていた。

辛さは一味にコチュジャンなどを合わせた韓国調味料のタテギがベース。さらに2辛~ 20辛はプリッキーヌ入り、それ以上はスコーピオンでと激辛マニアのチャレンジも受付中だ。

『三鷹チゲ倶楽部』店長 石岡寛史さん

店長:石岡寛史さん「残ったスープにご飯を入れたリゾット風もおすすめ」

『三鷹チゲ倶楽部』

[店名]『三鷹チゲ倶楽部』
[住所]東京都三鷹市下連雀3-31-10
[電話]042-224-6130
[営業時間]11時半~15時LO、17時~22時LO(金~23時半LO)、土:11時半~23時半LO(日・祝~22時LO)
[休日]無休
[交通]JR中央線ほか三鷹駅南口から徒歩8分

撮影/西崎進也(きなり屋、三鷹チゲ倶楽部)、鵜澤昭彦(蜀彩)、取材/菜々山いく子(きなり屋、三鷹チゲ倶楽部)、編集部(蜀彩)

『おとなの週末』2025年7月号

※★は辛さの目安です。
★1…おいしい辛さ ★2…額にじんわり汗する辛さ ★3…汗が流れるほどの辛さ ★4…辛いもの大好きならちょうど良いかも ★5…心して食べてほしい辛さ

※月刊情報誌『おとなの週末』2025年7月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

…つづく「担々麺5選」でも、絶品のラーメンをレポートしています。

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