全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・松陰神社前の日本茶カフェ『SOUEN』です。
小さな商店街に新風を吹き込むお茶と菓子の鮮烈な出合い
『SOUEN』に出合って、お茶と菓子の時間って楽しいとしみじみ思った。表参道の日本茶専門店『櫻井焙茶研究所』のカジュアルラインだけあってお茶の味は折り紙付きながら、菓子ともども自由な発想に満ちているのがいい。
たとえば、白玉粉の生地に豆腐を潜ませた団子、そこに香る山椒、干し湯葉のローストしかり。お茶はというと、紅茶とスパイスをイブリック(トルコ式コーヒーを淹れるポット)で煮出したかと思えば、レモングラストニックで点てた抹茶なんかもあって、面白い。
季節のきんとん594円×玉緑茶と季節の果実891円、焼き胡麻団子495円×ティーソーダ(季節のブレンド)770円、栗とほうじ茶の浮島495円×紅茶とスパイス891円

ここでは、ぜひ菓子に合わせたいお茶を聞いてみて。取材時は、ゆり根のきんとんに和梨をブレンドした玉緑茶を。
「旬には旬のものを。その季節ならではの香りや滋味の重なりを感じていただけたら」と、店長の今村明優美さん。
お茶に精通した確かな土台と好奇心があればこそのマリアージュに楽しさが加速する。この店を普段使いできるご近所さんが心底羨ましい!
【おみやげも!】季節のお菓子・お茶各種
「日常のさまざまなシーンで利用してもらい、お茶を身近に感じてほしい」と、お茶も菓子も気軽にテイクアウトできる。上記メニュー以外に、「季節の果実と寒天」(726円)、「ソフトクリーム」(550円)など。茶葉の販売も行う。
松陰神社前『SOUEN』
[店名]『SOUEN』
[住所]東京都世田谷区若林3-17-11石田ビル1階
[電話]03-6413-8943
[営業時間]11時~22時※土は9時半~、日・祝:9時半~19時
[休日]水
[交通]東急世田谷線松陰神社前駅から徒歩1分
※画像ギャラリーでは、餡子とマスカルポーネに干し湯葉を重ねた「ミルフィーユ」の画像をご覧いただけます。
■おとなの週末2025年12月号は「冬の温蕎麦」

撮影/貝塚隆、取材/飯田かおる
※月刊情報誌『おとなの週末』2025年11月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
…つづく「東京にある江戸から続く老舗の甘味処3選 長く愛される逸品を堪能!」では、老舗の逸品の中から、手軽に味わえる和の甘味を集めました。





