著名人に愛され歴史を重ねた小さな店で若き店主が腕を振るう『季節料理姿』
季節の味と香りを、目と舌で路地に佇む小粋な料理店
創業1963年。『熱海湯』のある小通りを行き交う学生に看板はお馴染みだが、敷居も価格も少し高くて大人向け。初めての一歩は社会人になってからという人が多い。
初代女将の時代には数々の著名人が通ったことでも知られ、二代目は大阪『浪速割烹き川(※『き』の字は本来、七が3つ)』出身。同じ店で修業を積んだ弟子が3代目として暖簾を継いだ。
料理は旬を生かしたおまかせコース。大ぶりのアユも丸ごと食べられるようにじっくり焼き上げるなど、素材を生かす丁寧な調理が光る。
7700円のコース、日本酒1100円~
さらに予約客の顔を思い浮かべて好みの料理を盛り込むなど、細やかな心配りも忘れない。時を経て続く割烹の魅力は、まさに大人になった今だからこそより味わい深い。
店主:金谷慎之介さん、ゆかさん「お食事の会話が弾むような器使いも楽しんでください」
[店名]『季節料理姿』
[住所]東京都新宿区神楽坂3-10
[電話]03-3268-5587
[営業時間]17時~22時
[休日]日・祝
[交通]地下鉄有楽町線ほか飯田橋駅B3出口から徒歩3分
撮影/貝塚隆、取材/岡本ジュン
■おとなの週末2025年12月号は「冬の温蕎麦」
※月刊情報誌『おとなの週末』2025年10月号発売時点の情報です。
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