【2024年12月OPEN!】巣鴨から国分寺へ、兄弟の絆を感じるつまみと蕎麦『手打そば菊谷国分寺』@国分寺
「巣鴨の名店『菊谷』の兄が独立」。
2024年末、蕎麦業界がそんなビッグニュースに沸いた。10年間、弟を陰で支えた聡さん。もちろん仲違いしたわけではなく、家族との時間を大切にしたいと住まいに近いこの地にやってきたのだ。
肴は本店の定番の味も引き継ぎつつ手書きの黒板には季節のお浸しや白和えなど気の利いた小鉢も。中でもとりわけ名作が天ぬきだ。揚げたてをバットに乗せたまま席まで持ってきて熱いツユに沈めれば、ジュワジュワといい音を奏でる。汁にじむ油や具材の旨みでどんどん味が深まるご馳走だ。
気分が盛り上がったところで蕎麦へと行こう。
かけ1100円
十割が基本で産地や品種の個性を見極めつつ九一や粗挽きでも打つ。冷蕎麦をずずっとやれば、細すぎず太すぎずの麺はたのもしきコシがあり、温蕎麦になるとそれが一変、もっちり穏やかな表情になる。どちらも甘みを抑え、隠し味の酢でキレを持たせたツユが何とも粋だ。
とはいえ店はまだ始まったばかり。街と共に成長していく姿も楽しみにしよう。
店主:菊谷聡さん「おつまみと蕎麦が付くコースもご用意しています」
[店名]『手打そば菊谷国分寺』
[住所]東京都国分寺市本町3-7-23
[電話]042-404-2202
[営業時間]11時半〜15時(14時半LO)、18時〜21時半(21時LO)※日は〜20時半(20時LO)
[休日]月・火の昼
[交通]JR中央線ほか国分寺駅北口から徒歩4分




