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全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・築地の老舗の蕎麦店『築地 さらしなの里』です。

かけ汁の旨みと貝のエキスが掛け算で広がる老舗の新メニュー

ツユをひと口飲んで、ため息が出た。ふた口飲んで思わず天井を仰いだ。そんな静かな感動を覚えたのが、明治32年創業の老舗の4代目が生んだこの一杯だ。

しじみそば1600円

『築地 さらしなの里』しじみそば 1600円 身を口に含めば、磯の風味と旨みが一気に弾ける。食べ進むうちに貝の風味が強くなる味のグラデーションも楽しみたい

オレンジ色を帯び、ぷっくり膨らんだ貝の正体は三重県桑名の沖シジミ。アサリやハマグリと見紛うばかりのサイズ感もさることながら、キュートなルックスからは想像もつかぬほど濃く、力強い旨みに満ちていた。

そもそも産地の界隈で親しまれてきたこの貝が東京に出回り始めたのが今から7〜8年前のこと。

「付き合いのある市場の卸から紹介されて使ってみたら、不思議なくらいうちのかけ汁と相性がぴったりだった」と4代目。

そんなかけ汁のダシはカツオ節も昆布も使わず、厚削りのサバ節一本でとる。ほのぼのとした味わいにシジミのエキスが加われば、足し算ではなく掛け算で両者の旨みが膨らんでいく。さらに楽しみ方がもうひとつ。

「通常は二八蕎麦でお作りしていますが、更科蕎麦に変更してみるのもおすすめです」(4代目)。

試しに挑んでみれば、なめらかな肌の啜り心地も良く、温めてしなやかさを増した麺と汁が器の中でしっとり馴染んだ一体感に、これが大正解と膝を打った。

この「しじみそば」、店の歴史からすればまだまだ新メニュー。こんな名作が潜んでいるから、やっぱり温蕎麦探訪はやめられない。

『築地 さらしなの里』

築地『築地さらしなの里』

[店名]『築地さらしなの里』
[住所]東京都中央区築地3-3-9
[電話]03-3541-7343
[営業時間]11時〜20時半※土・日・祝は〜15時
[休日]無休
[交通]地下鉄日比谷線築地駅3a出口から徒歩1分

※画像ギャラリーでは、“カレー南ばん”の画像がご覧いただけます。

月刊情報誌『おとなの週末』2025年12月号発売時点の情報です。

『おとなの週末』2025年12月号

■おとなの週末2026年1月号は「もう迷わない!東京駅ランキング」

2026年1月号

撮影/浅沼ノア、取材/菜々山いく子

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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『おとなの週末』編集部
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