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高校生で名店に直談判、異色の経歴を持つパティシエ

お母様が誕生日に大きなケーキを焼いてくれたことが印象に残っており、小中学生時代には「漠然と料理にかかわる仕事に就きたい(特にスイーツ)」という思いを持っていたそう。サッカー少年だったものの、小学校は家庭科クラブで料理をしていた一面も!

名店に直談判をするというパワフルな一面も持つ大井さん

普通科の高校に通い、製菓系の専門学校などには通わなかった大井さん。どうやって『モンサンクレール』に!?と気になるところですよね。お話を聞いていてビックリしました。

働きながら修業したいとの思いから、高校生の頃から都内の有名店を食べ歩き、ビビッときた『モンサンクレール』の門をたたいたことが始まり。

翌年度の就職枠はなかったものの1週間の研修を受けられる機会を得て(これが高校時代)未知の世界での経験も積めるという一心でチャレンジ。その研修後、まさかの採用通知が!凄すぎます…!

『モンサンクレール』には15年、『ル ショコラ ドゥ アッシュ』に約1年半。数々の経験を積んだ後、スイーツ業界に入った時からの目標であり、新たなスタート地点としても考えていた自分のブランドとして『sarkara(サルカラ)』を立ち上げられたのが2024年のこと。

パティシエ・大井さんの原動力はお客さんとのコミュニケーション

「パティシエは製造面という意味だけに限らず、クリエイティブな仕事。流行り廃りに流されず自分の本質は貫きながら、生み出す部分が人任せにならないように自分で新しいものや、新しいことに挑戦していきたい。そのためには…自分が一番やりたいことをやれる環境を自分で整えなければならない」という思いから、自分のお店、自分のブランドを持つことが必要だと昔から考えていたそうです。

シュークリーム以外にも魅力的なプチガトーが揃う

お菓子作りやお店作りに対する大井さんの揺るぎない熱い思いは、プロとしてのプライドを感じさせるものでした。同時に最も印象的だったのは、「この間の〇〇がおいしかった」「メッセージプレートが可愛かった」といった、お客さんとの触れ合い、何気ない日々のやりとりが嬉しいと、心から楽しそうに語るその表情です。

「おいしさ」を追求する情熱の裏側には、お客様との触れ合いから生まれる日々の温かい積み重ねがあり、お店を動かす原動力となっていることが伝わってきます。『sarkara(サルカラ)』のケーキは、ただ甘いだけでなく、こうして紡がれる人間味あふれる「幸せの風景」そのものなのかもしれません。

購入時にもらえる『sarkara(サルカラ)』のショップカード

是非、皆さんも『sarkara(サルカラ)』を訪れ、この場所で生まれる優しい甘さと、パティシエ大井さんの温かい笑顔に触れてみてください。日常の中のちょっと特別な日として彩ってくれるはずです。

『sarkara(サルカラ)』

店名:『sarkara(サルカラ)』
住所:東京都世田谷区下馬2-36-1・1F
定休日:火曜日
営業時間:10時~18時
イートイン:可
アクセス:東急田園都市線、東急世田谷線三軒茶屋駅から徒歩約5分

※写真・商品の値段等は取材時のものです。最新の情報はご確認ください。

シュークリーマン飯塚

文・写真/シュークリーマン飯塚
仕事を頑張る自分へのご褒美であるシュークリームに魅せられたサラリーマン。
「シュークリーマン飯塚」を名乗り、コンビニから専門店まで、美味しいシュークリームを探し求めて、今までに3000個、年間200個以上食べる(自称)日本一のシュークリームマニア。
Instagram:https://www.instagram.com/daibobiad_chou

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