早稲の水田が広がる地に、大隈重信が東京専門学校を創立したのは1882年。その後、早稲田大学と呼ばれるようになり、多くの学生、教授たちの集う地として発展し、今も多くの老舗が残る。今回は、学生はもちろん近隣のビジネスマンも通うカフェを厳選しました。
コロナを乗り越えた早大生の集いの場『喫茶ぷらんたん』@早稲田
2階席に上がると壁や梁の至るところに感謝を伝えるペナントが並んでいた。
“春のように温かい店でありたい”そんな想いで昭和25年から始まった喫茶店にもコロナの波が押し寄せた。一時は閉店も危ぶまれたものの、救ってくれたのがこの店に世話になった人々。冒頭のペナントは寄付金に対する返礼品なのだ。
毎日、大勢の学生さんがやってくる店内で過ごしていると自分もあの頃に戻った気分。フードはスパゲッティが中心で、どれも飾らない味わいにほっとする。
カルボナーラ800円、ナポリタン780円
コーヒーはマスターによる自家焙煎。深煎りのまろやかな苦味とコクが広がり、いつまでもこの味と風情に浸っていたくなる。
マスター:前田広喜さん「1階席はワンちゃん連れもOKです」
[店名]『喫茶ぷらんたん』
[住所]東京都新宿区戸塚町1-101-13
[電話]03-3202-8333
[営業時間]12時〜18時(予約のみ18時〜22時)
[休日]日・祝
[交通]地下鉄東西線早稲田駅3b出口から徒歩3分

















