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「12月7日」。今日は何の日でしょう?答えは「クリスマスツリーの日」!1886(明治19)年12月7日は、日本人によって初めてクリスマスツリーが飾られた日とされています。諸説ありますが、横浜で雑貨などの販売を行っていた明治屋が、外国人船員が日本でもクリスマスツリーを楽しめるようにと飾ったことが始まりだと言われています。

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世界中がワクワク!心躍るクリスマスツリー

今では当たり前となった12月のクリスマスデコレーションですが、明治屋が1900(明治33)年に東京・銀座に進出したのをきっかけに、銀座の街にクリスマスの飾りが出現。付近のデパート等でもツリーが飾られ、浸透していったとか。

毎年話題のニューヨーク、ロックフェラーセンターのクリスマスツリー(photoAC)

この季節になると、テレビのニュースなどでも世界中のクリスマスツリーが映し出されますが、やはり毎年壮観なのが、ニューヨーク・マンハッタンにあるロックフェラーセンターのクリスマスツリー。点灯式のセレモニーは、現地のテレビでも生中継されるほど。5万個以上のLEDライトで装飾されるとは、まさに本場!2025年も楽しみです。

日本で話題のクリスマスツリーは、神奈川県の宮ケ瀬湖のほとりに自生する約30メートルのもみの木を約1万個の電球で飾る「ジャンボクリスマスツリー」や北海道・函館の赤レンガ倉庫群前会場に飾られるツリー、東京・帝国ホテルの本館ロビーに設置される高級感あふれるツリー、福岡・JR博多駅前広場に飾られるシンボルツリーなど日本全国で煌びやかなツリーを楽しめそうです。

緑色のツリーは永遠の命と愛の象徴

日本人にとってクリスマスはイベント的なものですが、キリスト教を信仰する人にとっては特別な日。クリスマスツリーの由来はキリスト教ではないと考えられていますが、旧約聖書の『創世記』に登場する「知恵の樹」の象徴だという説があります。冬でも枯れずに緑を保つ常緑樹が使われるのは、「永遠の命」や「永遠の愛」を表現していると言われています。

冬でも枯れずに緑をたたえる常緑樹がクリスマスツリーに(photoAC)

数年前のちょうどクリスマスの時期、家族が入院していたことがありました。キリスト教系の病院だったので、ロビーや各フロアの面会室などにはクリスマスツリーが飾ってあって、不安や緊張感が漂う日々の中でホッと心が和んだ経験があります。そんな経験をすると、何気なく飾られているツリーにも何か不思議な力を感じずにはいられません。

最近ではクリスマスツリーを飾る家庭も増えています。たまには「夜中にサンタクロースがプレゼントを届けてくれる」と信じていた童心に帰って、クリスマスツリーの飾り付けを楽しんでみるのもいいかもしれませんね。

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『おとなの週末』Web編集部
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