審査員になる前からチェックしていた店
「TRY」の取材を進める中で、お店の方々の「TRY」にかける思いや審査員たちの真剣さを目の当たりにしているが、これはなんとも途方もない話ではないか。闇雲に食べ歩いているわけではないだろう。
「根拠はないのですが、審査員になる前から気になる店というのがあるんです。例えば、2025年度版の『ラーメン 星印』(横浜市)や『自家製麺 麺屋 利八』(川崎市)は、新店の時も良かったですが、今後伸びるのではという直感があり、チェックしていました」
店主の人柄も考慮して、将来をみる
味の系統や傾向、さらに店主の人柄や性格なども鑑みて、将来的な伸びしろを目利きしているという。
「最近話題には上っていないけれど面白いのでは、というお店を深掘りしに行きます。
例えばこの数年で名店部門にランクインした『麺舗 十六』(東京都豊島区)や『支那ソバ 小むろ』(千葉県市川市)、『The Noodles & Saloon Kiriya』(千葉県流山市)なんかもそうですね。いいラーメンを作るあの店は今どうなっているのかと審査員たちが掘っていくことで、掲載へと繋がります」
開業から1年で約3割、3年で約7割、5年では約8割が閉店に至るとされる飲食店。もちろん美味しいから長く続き、名店となっていくのだろうが、きちんと歴史を紡ぎ続けるお店もすごいし、それを掘っていく審査員たちの情熱にも脱帽ものだ。



