新店でおすすめはあっさりご当地系
武「新店はご当地系が多いね」
松「そう。会津の『いわいや』とかね。どの店も地元のお酒など郷土の味が豊富。ご当地ではないけど『GOTTAKU』も一品料理が充実してるし、お酒と楽しめる店が増えてる。で、あっさり系ラーメンで〆られるところも大人世代向き」
『炭火焼き・あゆラーメンGOTTAKU(ごったく)』あゆラーメン 1400円
戎「いやあ『GOTTAKU』の鮎が乗ったラーメンは衝撃!」
松「ラーメンに使う干物類もすべて手作りしていて、トッピングの一夜干しも注文ごとにひとつずつ炭で焼く手の掛けようなの」
戎「名店では『Tombo』や『時空』のようなダシを感じる和の味も50 歳からのラーメンにピッタリでは」
『Tombo(とんぼ)』味玉汐の旨味ソバ 1500円
『塩そば時空』特製塩そば 1450円
松「うん、『Tombo』は鶏と豚、魚介のダシのバランスが素晴らしい。女性や年配の方もスープを飲み干していくそう。さっきは濃厚系が大好きと言ったけど、年を重ねてダシの旨みをより欲するようになったかも。あと『大至』もいいよ。いつ訪ねても安心して“おいしい”を体感できる。こんな店が何十年も愛される老舗になっていくんだろうなぁ」
菜「まさに豚骨でそんな老舗を取材したよ。真面目に取り組んできたからこそ50年近くも続くんだと思ったのが『赤のれん』。名前は知っていたけど初めて行って感心した。店内は豚骨のイヤな匂いがほぼしない。スープもコクはあるけどあっさりで、中年以上の胃袋にもかなりやさしいよ」
荒「『一福』もそう。やさしい味噌にほっこりしてずっと変わらないスッキリした味もいいなあと考え方が変わりました。いつ訪れてもあの頃と同じ旨さ、同じ雰囲気で待っていてくれる。そんな心安らぐ空間と味わいこそが年を重ねても食べたくなるラーメンの条件だと思います。脂や塩分がやさしいことはもちろんですが、味や店の雰囲気も含めて“安心して食べられる心地よさ”が大事ではないでしょうか」
肥「ねえ本当に20代? 中に小さいおじさんでも入った?」
菜「あはは。てか味噌でもう1店いい?私がびっくりしたのは『あさひ町内会』。週末は昼だけで200杯近く売り上げるんだって。たった15席の店でだよ!?作る時に味噌をしっかり焼くのがポイントで、ラードも効いてるけどペロッとイケちゃうのは完成度の高さにあると思う」
戎「いろいろ食べ歩いて、この手のラーメンの魅力のひとつは毎日でも食べられること。箸の進み具合はもとより後味の余韻もいい。店を出て『あ〜おいしかった、また食べたい』となるんですよね」
肥「50歳からのラーメンは上質で飽きのこない味、通い続けたくなる店。てことでまとめていいかな?イケイケ荒川君(笑)」
荒「まだまだ脂っこいものも大好物な僕ですが、そんな魅力のある店との繋がりも大切にしながら年を重ねていきたいと思います!」
文/肥田木奈々、撮影/大西陽(まるあそば)、 西崎進也(GOTTAKU)、小島昇(Tombo)、小澤晶子(時空)
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