官能的なまでに美しい「全力」の食べっぷり
第1話で彼女が向き合うのは、誰もが愛する「チャーシュー麺」だ。本作の最大のみどころは、上品で凛としたアリサが、ひとたび料理を前にすると、なりふり構わず「全力」で食らいつくそのギャップにある。
食レポや蘊蓄は一切ない。美味しさを語るのは、彼女の「表情」と「身体」だ。
スープを啜る唇、麺を迎え入れる口元、恍惚に満ちた瞳、そして満足げに鳴る喉――。その無防備で官能的なまでの食べ姿を見せつけられると、読者は「食べるという行為は、これほどまでに生命力に溢れ、美しいものだったか」と再確認させられる。
日常の食卓が、極上のエンターテインメントに
アリサの食べっぷりを見ていると、普段何気なく済ませているランチが、急に惜しくなってくる。自分ももっと、目の前の食事に全力で向き合いたい。そんな心地よい刺激を与えてくれる。
第1話のチャーシュー麺に続き、第2話以降もカレーやハンバーガーといった、馴染み深いメニューが続々と登場する。アリサが次はどんな名文に食欲を煽られ、どんな表情で我々を魅了してくれるのか。そして全力で食べるアリサの姿は、職場でどんな嵐を巻き起こすのか? 彼女の「全力」から、目が離せそうにない。






















