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一級河川”荒川”源流を辿る初夏の散策へ「奥秩父」

森に分け入ると、自然と神聖な気持ちが湧き立つ。日陰は想像以上に涼しく、木々の覆いは道を暗がりにする。線路跡に人の営みを見て、ホッとした想いがしているとやがて雨が落ちてきた。

『入川渓谷』夕暮キャンプ場(標高約700m)から先はゲートを越えて徒歩で進む。東京大学農学部が管轄を担当する秩父演習林(国有林)だ。林道は整備されていて歩きやすいが、異界に入る感覚と森の涼気を存分に感じられる

癒しを求めて奥秩父の山中へ

いよいよ、山の中へ。山中にぽっかりと栄えたハイパー文化圏、商圏が秩父である。アニメの舞台に頻繁に登場するのもさもありなん、「転生」した先の別世界が展開するような風情がたまらない。

今回は人気の三峯神社を通り越して、県境の甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)方面に足を延ばす。千曲川(信濃川)、笛吹川(富士川)、荒川の3本の大河の水源だ。

『入川渓谷』

その途中、降雨。山の天気は変わりやすい。トロッコ道の際まで進んで、後ろ髪をひかれながら、引き返してきた。アンラッキーと嘆くことなかれ、途端にしっとりと暗くなり、森が色気を増したのが心に残る。水の別の横顔を満喫できた。

雨に濡れた後は、秩父駅近くの古い銭湯「クラブ湯」に身を沈めて、小さな旅を締めたのである。

『入川渓谷』@奥秩父

[名称]『入川渓谷』
[交通]秩父鉄道三峰口駅下車、西武観光バス中津線川又バス停下車、夕暮キャンプ場までは徒歩約30分

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

※画像ギャラリーでは、秩父名物のかき氷やそばの画像をご覧いただけます。

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