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まだまだ暑さが残る夏、秋に向けて新しいことを始めたい。そんなあなたのために、切子体験をご紹介。芸術的な模様がガラスに刻まれた「江戸切子」。職人技といっても初心者でも楽しめる体験があります。指導を受けるうちに、あれもこれも試したくなる。自分好みの模様ができるようになるまで通えば、それはもう趣味!?前編となる今回は、機械の使い方から下絵付けまでをお届けします。

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世界でひとつだけマイ切子で飲みたい!

「江戸切子体験しませんか。この世にひとつだけのグラスで、お酒飲んでみたいですよね!?」。

編集・戎さんが、突然言い出した。折しもそれは宴の席。ほろ酔いの脳内に、キラキラと光る江戸切子が現れる。ああ、それでとっておきの日本酒をくいっと……。「やります!」。即答していた。しかし、江戸切子についてまったくの無知。

さっそく『すみだ江戸切子館』の体験コースを申込みつつ、その歴史について調べてみる。

『すみだ江戸切子館』

江戸切子は、江戸時代後期に加賀屋久兵衛らによって生み出された。海外のガラス製品に、切子細工を施したのが「江戸切子」の始まりだという。

つまりだ。毎日商う、外国製のグラスを見てた久兵衛さん、「そうだ、これにちょっと模様つけてみねえかい?」て思いついたわけですね。日本人、すごい。が、私は日本人だが非常に不器用。不安ながらも、体験当日を迎えた。

まず、スタッフに機械の使い方を習う。

『すみだ江戸切子館』

「ひじをしっかりあてて、両手でこう持って」。

グラインダーという削る部分にグラスを当てると……おお!線が浮かび上がってくる。だが、ガラスが割れるのが怖くておっかなびっくり。弱弱しい線になってしまった。

「ためらい傷ですね」と職人の川井更造さんがにっこり。川井さんは都認定の「東京マイスター」だ。

『すみだ江戸切子館』スタッフから機械の使い方を習う

「36年間やってますが、割れたことはひとつもありません。しっかり力を入れて大丈夫です」と言う。

そうなのか!ガラス=割れやすいというイメージがあるけれど、案外頑丈なのである。力の入れ方、角度、縦、横、斜めの線と、いろいろ練習していくうち不安は消え、本番開始だ。

まずはグラス選び。色は赤か青、手作りのグラスなので形も微妙に違って楽しい。私は青のタンブラーを選んだ。見本を見ながら専用のペンで下絵を描いていく。欲張らず、側面に星型をいくつか描いた。

『すみだ江戸切子館』手作りなので微妙に形が違う。よく見て選んで

「底にも模様を入れるときれいですよ」。

川井さんのアドバイスで、底にも花火のような模様を描いてみた。下絵だけなのに、できたような気分になって楽しい。

完成までの道のり

1.機械の使い方を習う

『すみだ江戸切子館』スタッフから機械の使い方を習う

削り機の使い方を習う。グラスの持ち方、角度の付け方など、ひと通り習ったら練習用のグラスで試してみる。初めにポイントをしっかり定めたら、思ったより力を込めていいことなど、練習しながら慣れていく。

2.グラスを選び下絵を描く

『すみだ江戸切子館』模様見本を参考に下絵を描く

練習が終わったら、削っていく自分のグラスを選び、専用のペンで下絵を描く。過去の体験参加者の作品写真もあるので、参考に。また、初心者には無理でも、「麻の葉紋」や「矢来紋」など伝統的な模様見本を見るのも楽しい。

【ココで体験】

『すみだ江戸切子館』

『すみだ江戸切子館』@錦糸町

[店名]『すみだ江戸切子館』
[住所]東京都墨田区太平2-10-9
[電話]03-3623-4148
[営業時間]10時~17時
[休日]日・月
[交通]JR総武線ほか錦糸町駅北口から徒歩6分
[体験内容]江戸切子体験
・体験時間/火~土:10時半~12時、13時~14時半、15時~16時半(予約制)※各時間帯4名まで
・料金/大人(中学生以上)5000円、小学生2500円(各税別・材料費込)※小学4年生から(要付き添い、中学生以上はグラス、小学生は蓋物をカット)

撮影/大西陽、取材/本郷明美

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

※画像ギャラリーでは、江戸切子体験の画像をご覧いただけます。

※月刊情報誌『おとなの週末』2026年9月号発売時点の情報です。

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『おとなの週末』編集部
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