デカ盛りが転機 低迷期を乗り越え、行列店に
そもそもなぜデカ盛りになったのか。それは「お客さんを喜ばせたい、驚かせたい」という店主、原口誠さん(75)の愛とおもてなし精神だ。大手食品メーカーから脱サラで店を始めたのは30代。
「実は低迷期が長くてね。開業時は良かったけどバブルがはじけた頃に売り上げが落ち始め、さらに近くの歌舞伎座が建て替え工事を始めた2010年からは近隣の人通りと共にお客さんがガタッと減った。店をやめようかとも思ったよ」。
くしくも危機が転機となった。生き残りを掛けてパンを大きくしたり、テイクアウトを安くするなど工夫したら工事現場で働いている人たちが連日買いに来てくれるようになったのだ。口コミで話題を呼び、歌舞伎座リニューアル後は人通りも戻ってさらに人気に拍車が掛かった。で、並んでくれるお客さんのためボリュームも進化させて今に至るというワケ。
現在使うたまごの量は何と年間約10トン! 仕込みの量が多過ぎて、店内の椅子やテーブルのスペースも一部減らしてたまご置き場にするほどの繁盛ぶり。いやぁピンチはチャンスとはよく言ったものだ。
と、ここまでは過去の取材でも得ていた情報。ところがですよ、昨年2025年9月にもっとすごいたまごサンドが誕生したというではないですか。噂のメニューは「スーパースペシャルタマゴサンド」。食パン1斤分にたまご7~8個分の具を山盛りにした「スペシャル」の存在は知っている。だけどそれに「スーパー」が付いたら一体どうなっちゃうの⁉



