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リモートワークで毎朝通勤しないのは嬉しいけれど、どうも気持ちが仕事モードに切り替わらない。そんな時は甘いものを食べて脳に糖分を注入! 実際に食べて美味しかった朝スイーツをご紹介します。

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わざわざ感が美味しい! 伝統の風呂敷包みは一日の幕開けにピッタリ

桔梗信玄生プリン

4個入り982円

みなさん、信玄餅って好きですか? 山梨のご当地銘菓で、商標上は『金精軒』の「信玄餅」と『桔梗屋』の「桔梗信玄餅」があります。どちらも、東日本に住む人間にとっては〈一度は食べたことがあるお土産〉として不動の知名度と人気を誇っています。

「桔梗信玄生プリン」

とろりとしたお餅の食感、きな粉と黒蜜の素朴な甘さ──どれも想像するだけでヨダレが出そうですが、このお菓子が他のご当地銘菓と違う“オンリーワン”たらしめている一番の理由は「わざわざ感」でしょう。

手の平に乗るような小さいお菓子が“わざわざ”ビニールの風呂敷に包まれている。黒蜜を容器から“わざわざ”かけて食べる。それは一連の儀式のようで、子どもながらにワクワクしたものです。

最近はそれが「面倒くさい」「テーブルがきな粉まみれになる」と敬遠する人もいますが、僕はこの面倒臭さ……もとい、わざわざ感が美味しさを何倍も引き上げてくれていると思います。先日取材で甲府に行った帰りに甲府駅の桔梗屋の売店で買ったこのプリンを前に、改めて確信しました。

黒蜜をかける

これはあくまでもプリンであり、中には餅も入っていませんから、厳密には信玄餅ではないのですが、わざわざ風呂敷をほどき、わざわざ黒蜜をかけるという点でそれは信玄餅以外の何物でもありません。この「わざわざ感」は、一日をスタートさせるための朝のルーティンにうってつけなのです。

黒蜜がかかったプリンをすくって……いただきま〜す

そして信玄餅にはない、つるりとした食感やミルクのコク。これもまた、寝ぼけた頭をシャキッとさせてくれるのであります。

■桔梗屋
桔梗信玄生プリン 4個入り982円※オンラインショップ価格
http://www.kikyoushingenmochi.com/product/5/

コスパ最強!端っこ好きにはたまらない“裏商品”

かすてらのみみ

210円(税別)

小さい頃からカステラ好きでした。
誕生日にはケーキではなく、「カステラ1斤にロウソクを立ててくれ」と所望するような子どもでした(※実話)。

そんな僕ですから、大人になっても常にカステラが食べたくてうずうずしています。
ですがカステラって大げさなんですよね。デパ地下に売っているお菓子で、基本はお中元か何かでいただくものであり、自分で買うものではないというイメージがあります。値段ではなく丸々一斤という大きさが、購入障壁となっています。

「かすてらのみみ」

ですが幸いにも僕の住む板橋区には『小田藤(おだふじ)』があります。創業50余年の「かすてら専門店」……と書くと仰々しいですが、実際は工場に併設された直売店で、商店街の和菓子屋で団子を買うような気楽さでカステラを買うことができます。すべて半斤サイズからあるのもうれしい。

抹茶やチョコレート、黒ごま、野菜、キャラメルといった変わり種の味がたくさんあり、季節限定商品も楽しみのひとつです。先日はレモン風味の「れもんかすてら」を購入しました。

左が「れもんかすてら」(490円)

そんな『小田藤』さんで、密かに注目しているのが「かすてらのみみ」(写真右)です。つまり切れ端ですね。何斤ぶん入ってるんでしょうか、持つとずっしり重い。それでいて1袋210円! 毎朝のおやつにはこれで十分、というか僕はこっちの方が好きなんです。

というのも、どらやきは中のアンコより皮の方が好きという「端っこ」フリーク。カステラも黄色の本体より表面の焦げた茶色い部分が好きなんです。紙を剥がすと必ずベタッとついてくるやつを、フォークでこそげ取って食べるのが至福のひと時……。まさにそんな僕のためにあるような商品です。

あいにく、いつもあるとは限らないのが悩みのタネ。だから見つけると即ゲットします。サクサクっと香ばしい、良い意味でカステラらしくないクリスピーな食感や風味は一食の価値ありです。モーニングコーヒーにもピッタリ。

ぜひ板橋にお出かけの際は、お買い求めください(普通のカステラもすごく美味しいですよ!)

■小田藤
[住所]東京都板橋区小茂根1-16-9
[電話番号]03-3956-6068
https://www.odafuji.com/

違いの分かる大人に。スパイス感と甘さの絶妙なハーモニー

チャイチョコレート

200g 990円(税別)

新型コロナウィルスによるパンデミックで「おうち時間」が増え、比例して『成城石井』に行くことが増えました。なぜなら「うまいもんを食うしか楽しみがない」からです。

朝スイーツもしかり。普段は『オーケーストア』で売ってる袋菓子(バカにしてるわけじゃないですよ!)なのですが、たまにはちょっと小洒落た高級スーパーのスイーツが食べたくなります。

「チャイチョコレート」

最近自宅の冷蔵庫で見つけて(こういうのはだいたいカミさんが買って来てくれる)、ハマっているのがこちらのチョコレートです。インド産アッサム紅茶の茶葉をパウダーにして、ホワイトチョコとシナモンを合わせているそうです。

特有のスパイシーな香りとミルクのコク、ちょっとくどい甘さ(おそらくホワイトチョコ由来)が、まんまチャイ! 

お湯で溶かしたらチャイになるんでは? というのはちょっと大げさですが、そう思ってしまうほどのクオリティです。

理屈で考えたら合わせるのは紅茶ですが、コーヒーも普通に合います。ひとつずつ個包装なのもうれしい。スパイス効果で脳も活性化しそう? 今日はちょっとアイデア発想したいな〜という日の朝にピッタリのひと口スイーツです。

■成城石井
チャイチョコレート200g 990円(税別)
http://www.seijoishii.co.jp/product/tayori/2021_jan.html

取材・撮影/いからしひろき

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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