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連日暑い日が続きます。そんなときはサッパリとしたものが食べたくなりますよね。中でもパッと浮かぶのが素麺(そうめん)ではないでしょうか。料理家・奥田ここさんが、美味しくいただくためのツユと薬味のレシピをお教えします。

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喉ごしと香りを一挙に冷涼感頬ばる素麺

冷たい素麺のつるつるっとした喉ごしと、ひんやりとした食感は夏ならではのご馳走。

素麺を美味しく食べるためのポイントはなんといっても素麺ツユ。ツユの流れに素麺をのせてするすると、のどへ運ぶのだから、素麺ツユが美味しければ素麺は美味しくなるほか選択肢はないというのが持論です。

そばやうどんのダシとは違い、日頃使っているごくごく普通のダシで作ることができるのはこれまたうれしいところ。そこで今回は美味素麺への最短アプローチともいえる「手製素麺つゆとともに、切って混ぜるだけの爽やかすぎる万能薬味」を合わせてご紹介いたします。

作り方はとても簡単、ぜひお試しください。

素麺つゆと万能薬味の作り方

万能薬味
素麺ツユ

素麺ツユ:作りやすい分量

ダシ:2カップ
淡口醤油:大さじ5
砂糖:大さじ2と1/2
みりん:大さじ2
醤油:大さじ1

つくり方

1.鍋にダシ・淡口醤油・砂糖・みりん・醤油を入れて、加熱する前に砂糖を粗方とかす
2.鍋を火にかけ、ひと煮立ちさせ、冷ます
3.粗熱がとれたらきれいな容器に移し、冷蔵庫へ入れ、しっかり冷やす

このように容器に移し替えて保存を
みょうがや大葉などの素材を集めて

万能薬味:作りやすい分量

みょうが:1.5個
大葉:5枚
生姜:20g
三つ葉:2本
白胡麻:小さじ2

つくり方

1.みょうがは縦に半分に切り、刻む。
2.大葉は葉脈を断ち切るように刻み、サッと流水に通し、余分な水分を切る。
3.生姜を皮をむき、みじん切にする。
4.三つ葉は小口切りにする。

混ぜる前の食材
混ぜるとこのようになる

食べ方

1.鍋に湯を沸かし、素麺を入れ、箸でざっくりと素麺をほぐす。
2.湯が再び沸き上がってきたら、水1/2カップを鍋に入れる。この工程をもう一度繰り返し、
3回目の沸騰で火をとめ、ざるに素麺をあげる。
3.ボウルの上に2.の素麺の入ったザルをのせ、流水で素麺を洗い、粗熱が取れたら、続いてそこに氷を追加し、手に素麺の弾力を感じるぐらいまでしっかりと〆る。
4.素麺の余分な水気を切り、素麺と素麺ツユをそれぞれに盛付け、素麺ツユには万能薬味を入れ、素麺に万能薬味を絡ませながら食べる。
 ※器に2~3個氷をおき、その上に〆た素麺を盛りつけ、ひんやり感をキープするのもおすすめです

ひんやり感がほしいなら氷は必須!

万能薬味は素麺用だけにあらず

香り豊かな万能薬味は、素麺のほか、ぶっかけうどんや混ぜご飯のほか、冷奴や温奴の薬味としても大変重宝する常備薬味です。
ポイントは、余分な水気を切ってきれいな容器に入れ、冷蔵庫で保存すること。ぜひご利用ください。

素麺ツユは、作ってそのままのツユの味見をしたときに「ちょっと濃いな」と感じるぐらいが正解です。味見をしてちょうどよいお味では、ツユの波に素麺をのせたとき、ぼやけたキレのない風味になるので要注意です。勇気を出してやや濃い目に作ることをオススメします。

また、素麺ツユは自宅での食事にとどまらず、きれいにした小瓶に入れ、ご友人などにプティお手土産としてお渡ししてもとても喜ばれる一品です。暑さ厳しい夏の日々、手製素麺ツユと万能薬味の涼やか素麺にぜひトライしてみてください。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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奥田ここ
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