地元のシンボル福知山城。登れる天守閣からの景色や、400年以上を耐えた天守台から本丸にかけての野面積みが最大の見どころだ。
『足立音衛門』本店の建物群は京都府指定文化財。由良川堤防沿いに建ち、高低差を利用した和洋折衷モダンな佇まいが美しい。
本店ショップに並ぶ栗やフルーツを使ったパウンドケーキは10種類以上。ほかにも栗ペーストのどら焼きや和三盆ドーナッツ、ジェラートなどがあり目移り必至。
厳選した材料を使用し「お母さんが子供たちに作るような、素材に向き合った安心安全なお菓子づくり」がモットー。
〈栗のテリーヌ 天〉(11,880円・税込)は、大粒の丹波栗とその隙間を埋めるヨーロッパ栗をそれぞれ200gずつ使用した栗ファン垂涎の一品だ。
本店の建築群は由良川堤防の築堤に携わった「松村組」の創業家自邸として建てられた。堤防の安全性を示すためこの場所を選んだと言われている。
2022年7月にオープンした洋館の「お城カフェ」。中は和洋折衷な造りで、店舗販売のスイーツのほか、コーヒー・紅茶が楽しめる。
福知山市内の2店舗限定の〈集栗夢(シュークリーム)〉1個410円(税込)。サクッとしたシュー生地にはカスタードを混ぜたクリーム、栗ペーストが詰まっている。
「栗大好きな社長が国内外を探し歩いて見つけてきた栗を丁寧にお菓子に仕立てています。ぜひ世界の栗の個性とおいしさを味わってください。」と店長の田原康暁さん。
觀音寺は関西花の寺二十五カ所の第一番霊場。オンシーズンの境内は100種1万株のあじさいが境内や山肌を埋め尽くす。写真提供:觀音寺
重要文化財に指定された「木造不動明王立像」は通常非公開だが、本堂前にその化身「石造・炎髪不動明王立像」が置かれている。
願いごとを書いた「だるまみくじ」が納められた本堂。格子にぴったり納まることから自然にこのような姿になったそう。
寺務所の前庭で遊ぶ小国鶏。闘鶏の一種だが人慣れしており、凛々しく美しい姿が眼福。
明智光秀を祀る「御霊神社(ごりょうじんじゃ)」から5分ほどの距離にある『お好み焼き めだか』。
すでにソースであえたような茶色が2度蒸しされたゴムそばの特徴。最盛期は製麺店がいくつもあったが、今は市内の1店が残るのみ。
『めだか』では品書きにある〈焼きそば(茶)〉がゴム焼きそばのこと。元の麺色が濃いのでわかりにくいが、薄味に仕上げてあり、各自お好みで追いソースをする。
豚バラにキャベツともやしの〈焼きそば(茶)〉(750円・税込)。豚キャベツの旨みがゴムそばに絡み、もやしはシャキシャキ食感が残されておりウマい。
イワシちくわ、刻んだ黒毛和牛のすじ肉をしょうゆで炊いた具材。この組み合わせが定番で70年くらい前にはすでにあったそう。
青ネギのうす焼き〈やさい焼き〉(550円・税込)はひっくり返して表面も焼いたらできあがり。青ネギのほかに豚やイカ、チーズ餅などお好み焼きと同じようにトッピングがある。
具材がピタッと薄焼きにくっついたうす焼き。薄いネギ焼きのようだが、牛筋とちくわ乗せなので味わい濃厚。お好み焼きと同じようにマヨネーズなどをお好みで。
店主の中島千佐子さんと、娘の由香子さん。カウンターだけの小さなお店が近所の人たちに愛され40周年を迎えた。