『入谷キッチン&バル』@入谷
元祖延岡チキン南蛮定食(690円)
どっぷりと漬けたピリ辛南蛮酢の強い酸味に食欲が刺激される。低温でじっくり揚げられたムネ肉のジューシーさもたまらない
チキン南蛮発祥の味その再現に命を燃やす宮崎魂あふれるひと皿
店主の竹本寛さんは宮崎県出身。東京で満足できるチキン南蛮に出合えず「ならば自分が!」と脱サラした情熱家だ。目指すは、チキン南蛮を初めて提供したとされる『直ちゃん』と、タルタルを初めてかけた『おぐら』の味。現在も郷里に帰るたびにチキン南蛮を食べまくっては味をアップデート。試作はこれまで1000回を超えるというから驚きだ。
タルタルソースがかからない『直ちゃん』スタイルの「元祖延岡」は、揚げた鶏ムネ肉をサッパリとした味付けの南蛮酢に漬け込んでいるので暑い日に最高。本場の味を楽しんで。
スパゲッティナポリタン(690円)
トマトの酸味と甘み、旨みが絡む昭和感漂う美味しさで人気。その他のメニューもホッとできるような味付けで供している
画像上:チキン南蛮専用ビール(690円)
画像下:むね肉ともも肉のチキン南蛮食べ比べ定食(990円)
『おぐら』の味を徹底的に研究。セットは鶏ムネ肉とモモ肉を楽しめる。ガツンとした苦みがチキン南蛮と相性抜群の専用ビールとぜひ
TEL:03-6802-4535
営業時間:11時半〜14時半LO、17時半〜22時50分(22時半LO)
定休日:年末年始
交通:地下鉄日比谷線入谷駅3番出口から徒歩2分
『古民家の宴』@三田
チキン南蛮定食 昼(1000円)
南蛮酢は酸味がおだやかでダシの旨みを利かせている。ゆで卵の食感を残したタルタルソースは玉ネギの甘みとパセリの清涼感もいい
ランチタイムは、チキン南蛮のみ!味に、量に大満足
鶏ムネ肉の柔らかさと程よい弾力が楽しめるチキン南蛮は、黄身の味が濃厚でコク深いタルタルがたっぷり。ジューシーな鶏の旨みと相まって得も言われぬ旨さ。宮崎県出身の店長・甲斐竜太郎さんが自信を持って送り出す一品だ。
ランチは定食で提供し、「たっぷり食べて英気を養ってほしい」とご飯、サラダ、生卵がおかわり自由。まずはタルタルソースを絡めたチキンとご飯をかきこむ。次いで、残ったタルタルに特製辛味噌を混ぜてご飯にかけて楽しんだら、TKG でフィニッシュ。最後まで箸が止まらない!
チキン南蛮丼 昼(800円)
丼は鶏モモ肉を使い、肉汁あふれる柔らかさ。ご飯の大盛りは無料だ。なお、定食のチキンはモモ肉への変更が可能。お好みで
追いタルタル 昼(100円)
厳選した卵を使ったこだわりの味をたっぷり食べてほしいと、追いタルタルを用意。テーブルでストップをかけるまでかけてくれる
もつ鍋(醤油)夜 1人前(1300円)※写真は2人前
夜は3種類以上のスープのもつ鍋と日本酒のペアリングを提案。九州の甘い醤油で仕上げたツユにモツの脂の甘みが溶け出している
TEL:03-3701-6647
営業時間:11時〜14時(13時半LO)、18時〜24時(23時半LO)
定休日:不定休
交通:都営三田線三田駅A10出口から徒歩5分
『チキン南蛮大衆酒場 あんじゅ』@新三河島
チキン南蛮定食 4コ入り 昼(745円)
タルタルソースはコクがあるのにサッパリとしているのが魅力。使用素材は企業秘密だ。これだけをテイクアウトするお客さんも多い
鶏唐揚げと南蛮酢、タルタルソースの調和が麗しの味
「もしかしたら日本一うまいんじゃね?」と書かれた張り紙で、店主自らハードルを上げているチキン南蛮。「ホントに?」と半信半疑で熱々を頬張ると、薄衣で仕上げられた鶏モモ肉の食感とジューシーさに魅了される。カリッと音が出るほど軽やかに揚げられた唐揚げと南蛮酢、タルタルソースが三位一体になった絶妙なバランスで、クセになる旨さだ。
それも美味しいチキン南蛮があると聞けば日本各地、遠くは沖縄まで行ったという店主の探究心による賜物。張り紙の自信に偽りなし!1個からオーダーできるので好きなだけ召し上がれ。
画像上・下:お通し(ゆず大根、ゲソのくせにッ!)(220円)
画像中央:ヤンニョムチキン・東京醤油ぶっかけ唐揚げ1個(165円)
ザクザク食感の唐揚げは全3種類。自家製ヤンニョムの辛さと香ばしい特製醤油も美味。柔らかなイカとゆず大根はおかわり可
TEL:03-5850-6656
営業時間:11時半〜23時(22時半LO)※ランチタイムは〜13時半
定休日:月、不定休
交通:京成線新三河島駅から徒歩1分
赤坂はチキン南蛮激戦区だった
日本の経済状況はチキン南蛮次第!?
甘酸っぱい南蛮酢に漬けた揚げ鶏にまろやかなタルタルソースが絡むチキン南蛮。今回覆面調査を続けるうちに気づいたのが、赤坂周辺に宮崎料理を提供するお店が多いということだ。
例えばこれから紹介する『赤坂 一鳥』と、今回は臨時休業中で残念ながら食べられなかった『やっちょっど』のご主人などは宮崎県のご出身。なお「やっちょっど」は宮崎弁で「やってるよ」を意味するんだそう。『おとなの週末』ライター・市村が近隣のお店の方に聞いた話では「赤坂には日本有数の企業の本社が多いから、転勤してくる九州人がたくさんいる」のが理由なんだそう。
しかし驚いたのが『鳥酎』や『一鳥』、『でんでんでん』といった、チキン南蛮の名店はこの時世にも関わらず、ことごとくランチタイムに行列していたこと。赤坂はチキン南蛮激戦区であり、聖地とも言えるのかも。ということは、赤坂のビジネスマンを支えているのは、チキン南蛮なんじゃないのか。なんなら赤坂は多くの企業が集まるから、日本の経済を支えているのはチキン南蛮ということ!?
『酒ぐら 鳥酎 溜池山王店』
漬け鶏南蛮定食 昼(800円)
マヨネーズ強めのタルタルソースは黒胡椒がアクセント。キュウリと玉ネギが入り、口当たりがサラッとしているのでつけるとマイルドに
名物の「漬け鶏南蛮」はオープンから12年、継ぎ足しながら使われている特製甘酢ソースが美味しさのキモ。香味野菜などを隠し味に使ったフルーティな甘みと酸味にガツンとした濃い目の味でご飯が進む。二度揚げすることで実現した、衣の“ザクザクッ”とソースが染みた“しっとり”の異なる食感が楽しい。200gをゆうに超えるボリュームも魅力で、ランチではリピーターも多い。夜はハーフもあり、お酒のつまみとしても人気だ。
画像上:焼き鳥5串盛り合わせ 夜(奥から砂肝・ささみ(わさび)・ねぎま・皮・つくね)(750円)
画像中央:名物!白レバー 夜 1本(200円)
画像下:ちょうちん 夜 1本(250円)
夜は焼鳥を中心とした居酒屋。繊細な火入れの「白レバー」や鮮度抜群ゆえの美味しさの「ちょうちん」が人気メニュー
TEL:03-6459-1585
営業時間:11時〜14時半(14時LO)、16時〜23時半(22時半LO)、土11時〜13時半(13時LO)、15時〜23時半(22時LO)
定休日:日・祝
交通:地下鉄銀座線ほか溜池山王駅11番出口から徒歩1分
『赤坂 一鳥』
昼の「チキン南蛮」は、大山どりのムネ肉を使用。肉質の良さに感動すること必至だ。秋田「あいかわこまち」のご飯と、新鮮な茨城「奥久慈卵」が食べ放題!
TEL:03-3585-5224
営業時間:11時半〜15時(14時半LO)
定休日:土・日・祝
交通:地下鉄千代田線赤坂駅1番出口から徒歩1分
『みやざき料理 でんでんでん』
ゆで卵がふんだんに使われたタルタルソースから顔を出すのは、ジューシーな鶏モモ肉。南蛮ダレのやさしい酸味にご飯もお酒も進む人気のチキン南蛮だ。
TEL:03-5561-9811
営業時間:11時半〜14時半LO、17時半〜22時半LO、土15時〜22時LO
定休日:日・祝
交通:交地下鉄千代田線赤坂駅1番出口から徒歩2分
※店のデータは、2021年8月号発売時点の情報です。
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