「おとなの週末Web」では、食に関するさまざまな話題をお届けしています。「『食』の三択コラム」では、食に関する様々な疑問に視線を向け、読者の知的好奇心に応えます。今回のテーマは「腸活」です。
文:三井能力開発研究所・圓岡太治
「短鎖脂肪酸」のはたらきに注目
腸内環境を整えることでさまざまな健康効果があることが分かり、「腸活」への関心が高まっています。なぜ腸内環境を整えると健康に良いのでしょうか。その大きな理由として、「短鎖脂肪酸」のはたらきが注目されています。
短鎖脂肪酸とは、ビフィズス菌などの腸内細菌がつくりだす物質です。短鎖脂肪酸は、細胞などのエネルギーになるほか、血流にのって全身に広がり、体脂肪の低減、基礎代謝の向上などの肥満防止作用や、免疫機能の増強など、さまざまな効能を発揮します。
ビフィズス菌などの腸内細菌のエサとなるのが水溶性食物繊維です。つぎのうち、100g当たりに含まれる水溶性食物繊維がもっとも多いものはどれでしょうか。
(1)ごぼう
(2)あずき
(3)おから